車の保険は年齢によって保険料が決まる割合が大きいことをご存知でしょうか?
年齢が若いと保険料も高くなる、といった話はよく耳にしますが、自動車保険はまさにそのとおりです。
高校を卒業して、いよいよ車デビューとなる18歳。人生の節目、18歳。
新しく自動車保険を契約しようとすると、その保険料の高さに驚く人が続出します。
車両保険をつけようものなら、車によっては年間30〜50万円もの保険料が必要になることも。
ですから、18歳〜20歳の人が自動車保険を加入するのであれば、保険の仕組みを上手く活用して保険料を抑えることをオススメします。
どうすれば18歳の自動車保険を安くすることができるのでしょうか?
18歳の自動車保険料を安くする方法とは?
18歳〜20歳の人は保険料が高くなりますが、それをできるだけ安くする方法があります。
- ・通販型自動車保険に加入する
- ・両親の等級を引き継ぐ
- ・車両保険を工夫する
1つずつ具体的に見ていきましょう。
通販型自動車保険に加入する
18歳〜20歳の保険料を抑える1つの方法が「通販型自動車保険」に加入するというものです。
通販型自動車保険とは、インターネットで申し込める自動車保険のことをいいます。
なぜ通販型がいいのでしょうか?
答えはズバリ、保険料が安いからです。
自動車保険は通販型以外に「代理店型」があります。これは代理店(車を売っているお店など)で申し込む保険のこと。
代理店型はお店をかまえています。
車を買った販売店などで、そのまま一緒に申し込むことが多いですね。
通販型自動車保険が安い理由は人件費などのコストをかけていないからです。
ですから、18歳〜20歳の若者であっても、代理店型にくらべると通販型が割安になります。
「通販型の補償は大丈夫なの?」という不安な声もよく聞かれます。
結論から言えば、通販型でも事故対応は十分に満足できるレベルです。
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両親の等級を引き継ぐ方法
もしお父さん、お母さんのいずれかが自動車保険に加入しているのであれば等級を引き継ぐことで保険料を安くすることができます。
等級とは、車を運転する人の事故リスクに合わせて保険料を割引・割増する仕組みのことです。
はじめて自動車保険を契約する人は「6等級」からスタートします。
そこから、無事故あるいは保険を使わなければ1年後の更新時に「1等級アップ」となります。
この等級はどんどん上がっていき、最高で20等級まで上がります。
等級 | 割引の度合い |
---|---|
20等級 | 割安(最高) |
19等級 | |
18等級 | |
17等級 | |
16等級 | |
15等級 | |
14等級 | |
13等級 | |
12等級 | |
11等級 | |
10等級 | |
9等級 | |
8等級 | |
7等級 | ↑ |
6等級 | 新規で加入すると6等級からスタート |
5等級 | ↓ |
4等級 | |
3等級 | |
2等級 | |
1等級 | 割高(最低) |
反対に事故を起こしたり、保険を使うと1年後の更新時に「3等級ダウン」となるので注意が必要です。
さて、両親から等級を引き継ぐとはどういうことなのでしょうか?
たとえばお父さんが20等級の自動車保険に加入していたとしましょう。
この20等級の保険を、子どもにプレゼントして、お父さんが新しく「6等級」の自動車保険を契約するのが等級の引き継ぎです。
一見すると意味がなさそうですが、お父さんの6等級と、子どもの6等級ではトータルの保険料がちがってきます。
先ほど説明したように、18歳〜20歳の保険料は非常に高いので、子どもを20等級にすることで、割引額が大きくなるのです。
これを車両入替といい、さらにセカンドカー割引を使うと保険料が割引になります。
セカンドカー割引を使うと、子どもを20等級に引き継ぎ、お父さんは新規契約でも7等級からスタートできます。
こうすることで、18歳の若者でも割安な保険料で自動車保険に加入できるわけですね。
車両保険を安く抑えよう
車両保険は自動車保険のなかでも負担割合の大きなものです。車の修理代は、車種がなにであれ高額になることがほとんど。
ですから、保険会社は車両保険の保険料を多く集めています。
そのため、18歳〜20歳であれば車両保険に加入しないというのも1つの選択肢です。
車両保険に入らないのが不安という人は、「免責金額」を設定することをオススメします。
免責金額とは自己負担額のことで、たとえば30万円の修理代が必要になったときに10万円は自己負担(免責)にしておくと、車両保険料が安くなるのです。
いいかえれば「10万円は自分で負担するから、車両保険をちょっと安くしてくださいよ」ということです。
また、車両保険には「車対車」や「一般タイプ」など補償範囲にちがいがあります。
補償範囲によっても保険料が変わるので、必要に応じて選びましょう。
このように車両保険を工夫することで、しっかりと補償を確保しながら、18歳でも保険料を安くすることが可能です。
18歳は必須!複数の保険会社に見積りをもらおう
18歳〜20歳は自動車保険料が特に高い時期です。
ですから、少しでも保険料を安くするためには自動車保険を比較することが重要です。
通販型や代理店型にはそれぞれ特徴があります。
補償内容をまとめて比較することで、自分に合った保険を見つけることができますよ。
さきほども説明しましたが、18歳であればインターネットから申し込める通販型をオススメします。
必要最低限の補償をしっかりと確保して、保険料を安く抑えるのが現実的だからです。
まずは気軽に見積もりをとってみましょう。