新車をどのくらいの周期で買い替えるかによって、かかってくる費用が変わってきます。
2年で乗り換えるとどんなメリットがあるのでしょうか?デメリットと合わせて比較してみましょう。
ポイントになるのは「新車の車検」
新車を乗り換えるときに注意したいのはズバリ、「車検」です。
ご存じのとおり、新車は3年後、それ以降は2年おきに車検を受ける必要があります。
新車を2年で乗り換えるということは、1年分の車検をムダにすることに他なりません。
車検代は10万円以上の出費が必要になってきますから、新車に買い替えることで費用負担が増えてしまう点には注意が必要です。
初回の車検はいつ?何年ごと?新車の車検を受けるときの注意点2
新車のモデルチェンジが行われない
せっかく新車で車を買うのであれば、自分の欲しい車を買いたいですよね。
自動車メーカーが発売している最新のラインナップから新車を選ぶのは、やはり車好きの大きな楽しみです。
注意したいのは、新車のモデルチェンジがどれくらいの期間で行われるかということ。
マイナーモデルチェンジの期間はどれくらい?
モデルチェンジには大きく分けて2つあります。
まず1つはマイナーチェンジモデルです。
マイナーチェンジは、車の見た目や機能を少しだけ改良したもので、大きな変化はありません。
売れ筋の車種だと1年サイクルのこともありますし、2〜3年サイクルという場合もあります。
スズキ・ジムニーやジープ・ラングラーのように、なかには10年以上モデルチェンジが行われない車種もありますが、基本的には短い期間でモデルチェンジが行われます。
2年で買い替えるとラインナップがほとんど変わってない
もし新車を2年ごとに買い替えると、前回買ったときと今回買うときとを比べても新車のラインナップがほとんど変わってないことがほとんどです。
つまり、車を選ぶときに真新しい車種や機能が登場していないので、あまり買い替える意味を感じられません。
最近は自動ブレーキなどの安全装置が進化していますが、車そのもののデザインやインテリアは2年では大きく変わりません。
せっかく新車を買うのに「前回とたいして品揃えが変わってないな」ということが起きる可能性があります。
車を高く売れる可能性がある
新車を2年ごとに乗り換えると、下取りや買取りのときに高く売れるので、次の新車を購入する費用を安く抑えられる可能性があります。
車の価値や走行距離や年式によって決まるので、2年という短いサイクルで乗り換えれば高い査定額が期待できるわけです。
一方、たとえば10年間乗り続けた車を買い替えようとすると、場合によっては車の価値が0円というケースもあります。
そうなると新車の費用を全額用意しなければいけないので、費用負担が大きく感じるでしょう。
ただし、輸入車の値下がりには注意
新車を短い期間で手放せば高く売れるのは当然ですが、じつは国産車と輸入車では少し事情が異なります。
国産車は車としての価値が下がりにくいですが、輸入車(外国車メーカー)は価値が下がりやすい傾向にあります。
車種にもよりますが、新車を買った1年後には買った値段の半分でしか売れないことも少なくありません。400万円で買った車が200万円にしかならないということです。
これでは新車を2年で乗り換えたとしても、損になってしまうので注意が必要です。
新車を2年で乗り換えるなら、愛車の査定額が重要になる
国産車であればそこまで心配する必要はありませんが、車種によっては2年間で大きく値下がりしている可能性があります。
資金的に余裕がある人は別ですが、新車を買い替えるときには「現在の査定額」が重要になります。
愛車が高く売れれば、それが次の車を買うための予算になりますが、あまり査定額が高くなければそのまま乗り続けるという選択も検討する必要があるでしょう。
車の査定額は「どこに査定してもらうか?」によって大きく変わってきます。なるべく複数のお店に査定してもらったほうが買取額は高くなりますから、必ず査定額を比較することをおすすめします。