BMWの1シリーズは、エントリーモデルでありながら、BMWのポリシーである「駆けぬける歓び」を追及した走行性能の高さなどが魅力となっています。
今回は、1シリーズの価格と値引額がどのくらいなのかについて、徹底的に解説します!
BMW1シリーズは全11車種のラインナップで、価格は317万円~618万円
まず、BMW1シリーズの概要とラインナップについて解説しましょう。
BMW1シリーズは、FF方式が主流のプレミアムコンパクトカークラスで唯一、FR方式を採用するのが特徴です。
ヨーロッパ向けモデルには一部グレードに4WD車も設定されていますが、日本に導入されるグレードはすべてFR車です。
ボディタイプは、3ドアハッチバックと5ドアハッチバックのうち、日本には5ドアハッチバックのみが導入されています。
日本向けモデルに用意されるエンジンは全4種類で、トランスミッションは全車に8速トルクコンバーター式ATが組み合わせられます。
また、日本向けモデルは全車右ハンドル仕様です。
カタロググレードと価格は以下のとおりです。
- ・118i 317万円
- ・118i スポーツ 364万円
- ・118i スタイル 364万円
- ・118i Mスポーツ 384万円
- ・118d スポーツ 385万円
- ・118d スタイル 385万円
- ・118d Mスポーツ 405万円
- ・120i スポーツ 439万円
- ・120i スタイル 439万円
- ・120i Mスポーツ 452万円
- ・M140i 618万円
BMW1シリーズの各グレードの搭載エンジンと装備を解説
続いて、BMW1シリーズの各グレードの搭載エンジンと装備について解説します。
118i (価格:317万円)
BMW1シリーズでもっとも廉価なグレードで、エンジンは1.5L直3ガソリンターボ(最高出力136ps/最大トルク22.4kgm)を搭載します。
おもな装備は、以下のとおりです。
- ・16インチ・スチールホイール
- ・1ゾーン・フルオートエアコン
- ・HDDナビゲーションシステム
- ・マルチファンクション・レザーステアリングホイール
118i スポーツ (価格:364万円)
118iをベースにスポーティな内外装デザインをほどこすと同時に、装備を強化したモデルです。
その分、価格は118iよりも47万円高価になっています。
118iから追加されるおもな装備は、以下のとおりです。
- ・16インチ・アロイホイール
- ・LEDヘッドランプ&LEDフォグランプ
- ・マルチファンクション・スポーツレザーステアリングホイール
- ・スポーツシート
- ・ドライビング・アシスト(予防安全システム)
- ・クルーズコントロール
118i スタイル (価格:364万円)
118iをベースに、豪華な内外装デザインをほどこすと同時に、装備を強化したモデルです。
価格は118i スポーツと同じです。
118iから追加されるおもな装備は、以下のとおりになります。
- ・16インチ・アロイホイール
- ・LEDヘッドランプ&LEDフォグランプ
- ・マルチファンクション・スポーツレザーステアリングホイール
- ・ドライビング・アシスト(予防安全システム)
- ・クルーズコントロール
118i Mスポーツ (価格:384万円)
118i スポーツよりも、さらにスポーティな内外装デザインや装備を持つモデルです。
価格は118i スポーツよりも20万円高価です。
118i スポーツから追加されるおもな装備は、以下のとおりになります。
- ・17インチ・アロイホイール
- ・Mエアロダイナミクス・パッケージ
- ・Mスポーツ・サスペンション
- ・マルチファンクション・Mスポーツレザーステアリングホイール
118d スポーツ (価格:385万円)
118i スポーツと同じ内外装デザインと装備を持ちますが、エンジンが異なり2L直4ディーゼルターボ(最高出力150ps/最大トルク32.6kg)を搭載します。
価格は118i スポーツよりも21万円高価ですが、装備は共通です。
118d スタイル (価格:385万円)
118i スタイルと同じ内外装デザインと装備を持ちますが、エンジンが異なり2L直4ディーゼルターボ(最高出力150ps/最大トルク32.6kg)を搭載します。
価格は118i スタイルよりも21万円高価ですが、装備は共通です。
118d Mスポーツ (価格:405万円)
118i Mスポーツと同じ内外装デザインを持ちますが、エンジンが異なり2L直4ディーゼルターボ(最高出力150ps/最大トルク32.6kg)を搭載します。
価格は118i Mスポーツよりも21万円高価ですが、装備は共通です。
120i スポーツ (価格:439万円)
118i スポーツと同じ内外装デザインと装備を持ちますが、エンジンが異なり2L直4ガソリンターボ(最高出力184ps/最大トルク27.5kg)を搭載します。
価格は118i スポーツよりも75万円高価です。
118i スポーツから追加されるおもな装備は、以下のとおりです。
- ・17インチ・アロイホイール
- ・2ゾーン・フルオートエアコン
120i スタイル (価格:439万円)
118i スタイルと同じ内外装デザインと装備を持ちますが、エンジンが異なり2L直4ガソリンターボ(最高出力184ps/最大トルク27.5kg)を搭載します。
価格は、118i スタイルよりも75万円高価です。
118i スタイルから追加されるおもな装備は、以下のとおりです。
- ・17インチ・アロイホイール
- ・2ゾーン・フルオートエアコン
120i Mスポーツ (価格:452万円)
118i Mスポーツと同じ内外装デザインと装備を持ちますが、エンジンが異なり2L直4ガソリンターボ(最高出力184ps/最大トルク27.5kg)を搭載します。
価格は、118i Mスポーツよりも68万円高価です。
118i Mスポーツから追加されるおもな装備は、以下のとおりです。
- ・2ゾーン・フルオートエアコン
M140i (価格:618万円)
3L直6ガソリンターボエンジン(最高出力340ps/最大トルク51.0kg)を搭載する、BMW1シリーズの最上級グレードです。
性能が優れているだけでなく、価格が高いだけに装備も充実しています。
M140iだけに備わるおもな装備は、以下のとおりです。
- ・18インチ・アロイホイール
- ・アダプティブMサスペンション
- ・LEDリアコンビネーションランプ
- ・バリアブル・スポーツ・ステアリング
- ・フロントシートヒーティング
- ・ドライビング・アシスト(予防安全システム)
- ・アダプティブ・クルーズコントロール
BMW1シリーズの値引き額は、20万円~50万円が目安
次に、BMW1シリーズの値引き額に関してですが、おおむね20万円から50万円が目安になります。
かなりの幅がありますが、高いグレードほど値引き額が大きい、ということではありません。
BMW1シリーズの値引額に幅があるのは、購入するモデルや時期、商談のテクニックなどにより左右されるからです。
では、上限値の50万円からそれに近い値引き額を引き出すには、どうすればよいのでしょうか?
そのコツには、次の3つがあります。
1.在庫車を狙う
ディーラーが在庫としてかかえている車は、商談成立後にドイツ本国から取り寄せる車よりも、値引きが引き出しやすくなります。
特に、モデルチェンジや仕様変更が発表された直後は、ディーラーは旧モデルの在庫を早く売り切りたいので、ふだん以上の値引きが期待できます。
ただ、在庫車の場合はグレードやボディカラー、オプション装備などを自由に選べない欠点がありますが、妥協できるならおすすめです。
2.ライバル車と競合させる
BMW1シリーズだけに的をしぼって指名買いするよりも、ライバル車と競合させた方が値引きが引き出すやすくなります。
競合車種には、ドイツ本国でもライバル関係にあるメルセデスベンツ「Aクラス」や、フォルクスワーゲン「ゴルフ」が候補になります。
BMWのディーラーも、メルセデスベンツとフォルクスワーゲンはかなり意識しているはずなので、営業担当者にこの2台を意識させつつうまく交渉すれば、値引き額アップにつながるでしょう。
3.土日か決算期に商談する
商談する時期は平日よりも、BMWのディーラーにとってかき入れ時になる土日がおすすめです。
特に、日曜の夕方は営業担当者がノルマ達成のためにあせっている場合があるので、大きな値引きを引き出すチャンスになります。
さらによいのは、3月の年度末決算期か9月の中間決算期を狙うことです。
決算期が近づくと、ディーラーは利益の数字をよくするために必至になるので、値引額の上限値が大きくなります。
BMW1シリーズは、庶民的な価格が魅力
BMW1シリーズの価格は、最上級グレードのM140iは別にして、値引き分をふくめて諸経費込み300万円台~400万円台におさまります。
BMWは高級車のイメージがありますが、1シリーズに関しては庶民的な価格設定になっているのが魅力です。
もし、いま乗っている車からBMW1シリーズに買い替える場合は、BMWのディーラーに下取りに出してはいけません。
なぜなら、ディーラーの下取り価格は相場よりも低めになっている場合が多いからです。
おすすめは、車の一括査定を利用することです。
車の一括査定は、簡単な手続きをするだけで愛車を一番高く買取ってくれる買取店が見つかる、大変便利なサービスになっています。