自動車保険に入るなら、誰しも保険料を安くする方法を知っておくべきです。
自動車保険の更新時に「もしかして自分の車の保険料って高いかも…」と思うことはありませんか?
にもかかわらず、多くの人が今の自動車保険を継続しています。
少しでも保険料が高いと感じている人は、ぜひ自動車保険を見直しましょう。
そのときには、このあと紹介する車の保険料を安くする8つの方法を試してみてください。
ちょっと手間をかけるだけで、保険料がグッと安くなるのを実感していただけるはずです。
1.ダイレクト型自動車保険にする
あなたの自動車保険は代理店型?それともダイレクト型?
もし、いま代理店型の自動車保険に入っているのなら、ダイレクト型自動車保険に見直してみましょう。
代理店型は手数料や人件費がかかっているので、そのぶん保険料が高くなってしまいます。
ダイレクト型はインターネットで申し込みをするので、そのぶん保険料を節約できます。
ソニー損保、イーデザイン損保、SBI損保などがダイレクト型自動車保険では有名です。
口コミなどを見ると「ダイレクト型は補償内容が不安」という声が多く聞かれます。
しかし、代理店型と比べると正直いって大きな差はないのが事実。
いまのダイレクト型は補償はもちろん、ロードサービスや事故対応力がかなり上がっています。
また、ダイレクト型は「保険料は走った分だけ」というリスク細分型のタイプが主流です。
あまり走行距離が多くない人は、さらに保険料を安くすることが可能となります。
走行距離が多い人は代理店型のほうが安くなるケースもあるので比較が必要ですが、ダイレクト型の保険料の安さは必見です。
車の保険料を安くするなら、真っ先に検討したいのがダイレクト型自動車保険。
複数のダイレクト型自動車保険の見積もりを比べると、より保険料を安くすることが可能です。
2.車両保険への加入をやめる
自動車保険には対人、対物、人身傷害などさまざまな保険があります。
そのなかでも、保険料の負担が大きいのが車両保険です。
車の修理代を補償する車両保険。
じつは加入することで年間保険料が2倍以上に膨れ上がることがあります。
それほど車両保険は高いのです。
保険料をとにかく安くすることを優先する人は、車両保険に入らないのがベスト。
とはいえ、万が一の事故で車が壊れたときの修理代を考えると不安ですよね。
車両保険はどんな人が入るべきなのでしょうか?
加入すべき人の条件は、おもに以下のパターンに分けることができます。
- ・新車を購入したばかりの人
- ・外国車、高級車を乗っている人
- ・修理代を自己負担できない人
新車を購入したばかりの人
車両保険は車に乗っている期間が長いほど、補償額が低くなります。
その理由は、車両保険は車の時価額(現時点の価値)しか補償してもらえないため。
そのため、新車を買ったばかりの人は車の時価額が高いので補償される金額が多くなります。
外国車、高級車を乗っている人
また、外国車や高級車に乗っている人は部品などの調達費用が高くなるので車両保険に加入すべきでしょう。
高い車や修理にお金がかかる車ほど、保険料は高くなります。
もし、大事な車を優先するのであれば車両保険を手厚くしておきましょう。
修理代を自己負担できない人
お金に余裕がなくて、万が一事故で大きな出費が発生しても修理代が負担できない!
そんな人は、車両保険に加入しておきましょう。
保険料の負担は大きいですが、修理代で多額の費用がかかることを考えるとトータルでは安くすることが可能です。
3. プランに付いている特約を見直す
車の保険には基本補償(対人、対物など)のほかに、自分で自由に組み合わせができる「特約」があります。
特約は補償が充実するので安心感はありますが、そのぶんだけ保険料が高くなります。
レンタカー特約は必要なし
たとえば、レンタカー費用特約などがあります。
事故を起こして車が使えないときにレンタカーを借りるための特約ですが、あまり使う機会が多い特約とはいえません。
弁護士費用は手厚い補償を希望する人だけ
弁護士費用特約も同じです。
事故を起こしたときの交渉などを弁護士に依頼するにはお金がかかりますが、その費用を負担してくれるのが弁護士費用特約です。
弁護士費用として300万円を限度に保険金が支払われるプランが多いですが、自分で負担できる人や弁護士へ依頼はしないという人は外すべきです。
JAFがあれば、ロードサービスの特約は不要
それ以外にもロードサービス系の特約も多くあるので、JAFに加入している人は補償が重複することも。
JAFの年会費も払っている場合、負担がムダになる可能性があります。
代理店型の場合には。勧誘してきた人にすすめられて特約を結んでいる人も多いでしょう。
保険の見直しのときには不要な特約をはずすことで、保険料を安くすることができます。
4. 運転する人の範囲をせまくする
車の保険は、運転する人の事故リスクが高いほど保険料が高くなります。
ですから、できるだけ運転する人の範囲を狭くすることで保険料を安くすることが可能です。
運転する人の範囲は大きく2つに分けることができます。
- ・夫婦、家族などの範囲
- ・年齢条件による範囲
夫婦限定や家族限定ってなに?
車を運転する人の範囲を定めて、保険料を安くすることを「運転者限定特約」と呼びます。
運転する人が本人だけであれば「本人限定特約」、夫婦だけであれば「夫婦限定特約」、家族だけであれば「家族限定特約」です。
この範囲が狭くなると、保険料が安くなります。
自分だけしか運転しないのに夫婦限定あるいは家族限定になっている人も少なくありません。
いま一度、保険プランを見直すことで保険料を安くできる可能性があります。
若い人ほど保険料は高くなる
年齢条件は運転する人の年齢に応じて保険料が変わります。
全年齢補償(何歳の人が運転してもOK)から、35歳以上補償などがあって、若い人が運転できる条件ほど保険料は高くなります。
家族構成の変化や、子どもの自立などで運転する人が変わっているなら範囲を見直すことで保険料を安くできます。
6. 保険料が安くなる車種に乗り換えよう
車の保険は、乗っている車の種類によって保険料が変わります。
そのワケは「車両料率クラス」による分類があるからです。
わかりやすく言うと「事故や盗難のリスクが高い車種は、保険料が高くなる」というのが車両料率クラスと呼ばれます。
盗難について考えてみるとわかりやすいでしょう。
たとえば軽自動車と外国の高級車では、盗難されるリスクがまったくちがいます。
また、事故にあうリスクについてもリスクはちがいます。
軽自動車よりもスポーツカーのほうがスピードが出るので事故リスクが高くなるからです。
このように、車は車種によって保険料が安くも高くもなります。
そのため、保険料を安くするには車を買い替えるのも1つの方法です。
そのときには年間走行距離の区分がこまかいほうが有利でしょう。
たとえばソニー損保は3,000km〜無制限までの7段階から選択が可能です。
7. 年間走行距離を減らそう
さきほど説明しましたが、車の保険料は年間走行距離によっても変わってきます。
いわゆる「保険料は走った分だけ」というやつです。
車に乗る機会が多いほど、保険料は高くなります。
ですから、車を使う毎日の習慣を見直すことで、走行距離を減らすことができるかもしれません。
近所のスーパーへ行くときや、送り迎えなどを自転車に切り替えることで、保険料の節約につながる可能性があります。
車を使う機会を減らして、保険料を安くできないかチェックしてみましょう。
8. 保険会社の割引サービスを活用しよう
保険会社は独自の割引サービスを用意していることがあります。
ですから、その割引サービスを活用することで保険料を大幅に安くすることができます。
たとえば、チューリッヒには以下の様な割引サービスがあります。
- ・インターネット割引
- ・証券不発行割引
- ・早期契約割引
- ・新車割引
- ・エコカー割引
- ・ゴールド免許割引
- ・紹介割引
ダイレクト型自動車保険であれば、まずはインターネット割引の恩恵を受けることができます。
チューリッヒの場合は、インターネットからの申し込みで最大12,000円の割引を受けられます。
割引額もそうですが、割引サービスも保険会社によって種類が異なりますので、見積もりをとってしっかりと比較しましょう。
自動車保険を安くする方法【まとめ】
ここまで合計8つの方法を使って、保険料を安くするコツについて見てきました。
すべてを見直すのは大変かもしれませんが、保険料を確実に安くすることができるコツばかりです。
これらの方法に合わせて、必ず保険会社は比較するようにしましょう。
1社のみで決めてしまうと、保険料の相場がわからず割高な自動車保険をつかまされることになってしまうからです。
インターネットからカンタンにできる無料一括見積りを活用して、まずは複数社を比べてみましょう。