車の保険に入るときにはさまざまな書類が必要になります。
今回は任意保険に加入するときにや乗り換えに必要な書類をご紹介します。
「新規契約のとき」「継続更新のとき」「他社への乗り換え」など、そのときによって必要書類は異なります。
必要書類は決してむずかしくはありません。
手続きをする前にしっかりとチェックしておきましょう。
見積りのときに必要な書類とは?
車の任意保険には通販型(インターネットで申し込むタイプ)と代理店型の2種類があります。
通販型・代理店型、いずれの保険も見積りをとるときに必要な書類は同じです。
→これでわかる!通販型自動車保険のメリット・デメリットとは?
ただし、「新規契約の見積り」と「継続契約の見積り」では必要な書類は異なります。
それぞれ1つずつ見ていきましょう。
新規契約の見積りに必要な書類とは?
- ・車検証
- ・運転免許証
見積りをとるときには正確な情報が必要になるため、車検証と運転免許証が必須です。
車検証には車に関するあらゆる情報が載っています。
保険の見積りにおいては、特に初度登録年月と型式が必要です。
また、運転免許証は契約する人の氏名、性別、生年月日を確認するために必要です。
運転免許の色(ゴールドやブルー)によっても保険の見積額は変わってきます。
→ゴールド免許の無事故無違反の特典とは?
継続契約の見積りに必要な書類
いま加入している任意保険がある場合、あらためて見積りを取りたいときの必要書類は「保険証券」のみです。
保険証券には、車の任意保険の加入状況や契約する人の情報まで載っています。
それさえあれば見積りを受けることが可能です。
いまの補償内容を見て、不要なものがあれば見直しをして保険料を節約しましょう。
反対に、欲しい補償があれば追加することで補償内容が充実します。
必要な補償・不要な補償はどうやってチェックすればいいのでしょうか?
まずは過去1年間を振り返って、自分の車の使用状況を考えてみましょう。
特に、年間走行距離は要チェックです。
通販型の場合には「走った分だけ」の保険料になっていることがほとんどです。
自分の運転スタイルに合ってないプランだと、保険料が割高になっている可能性があります。
また、同じ自動車保険を継続して契約をする場合には保険会社によって「継続割引」が適用されることがあります。
そのほかにも通販型であれば「インターネット割引」が使える場合もあります。欠かさずチェックしましょう。
他社への乗り換え見積りで必要な書類とは?
- ・車検証
- ・運転免許証
- ・古い保険証券
他社への乗り換えであっても、かたちとしては「新規契約」と同じになります。
古い保険証券とは、それまで加入していた任意保険の保険証券のこと。
これがあると、他社の保険を選ぶときに比較しながら検討できるので便利です。
いままでどんな保険内容で加入していたのか?これは意外と忘れがち。
余計な補償に加入していたりして、ムダな保険料を払っていることも少なくありません。
ですから、古い保険証券がとても役に立つのです。
古い保険証券があると便利ですが、それ以外にも現在の保険会社から送られてくる「満期案内」もチェックしてみましょう。
満期案内は現在の保険会社からハガキやメールで届きます。
満期案内では、どこをチェックすればいいのでしょうか?
まずは前年の契約から、どの程度保険料が下がっているか・上がっているか、補償内容はどうなっているかを確認してみてください。
そうすると、検討している他社の保険料との差がハッキリとわかるので、任意保険えらびの参考になります。
契約内容を変更するときに必要な書類は?
車を買い替えたり、引っ越しをするなどした場合には任意保険の契約内容を変更する必要があります。
そのときに必要な書類についても確認しておきましょう。
車の買い替え(車両入替)の場合は?
車を買い替えた場合、車に関しての情報を書き換える必要がるので、車検証が必要になります。
型式や初度登録年月をあたらしい情報に更新します。その際、保険料が変更になることがあります。
車の保険料は車種や型式によって決まる部分が大きいので、保険料が高くなることも少なくありません。
もしあまりにも保険料が高くなるようであれば、他社への切り替えも検討しましょう。
なお、変更手続きは保険会社に連絡をするだけでカンタンに行うことができます。
引っ越しの場合は?
引っ越しをする場合も同じように情報の更新が必要になるので車検証を用意しましょう。
住所などの基本情報をはじめ、登録番号の変更を行います。
基本的に保険料が変わることはありませんが、寒冷地や特殊な地域へ引っ越しをすると保険料が割高になることがあります。
保険の加入や乗り換えを上手に行うコツ
任意保険の契約を行うときに大切なことは共通しています。
それは補償内容と保険料を保険会社ごとにしっかりと比較することです。
特に、更新契約や他社への乗り換えをする場合には、前年の補償内容をしっかりとチェックする必要があります。
申し込んだときは必要な補償だと思ったけど、じつはもう使うことはない特約などが含まれている可能性があります。
いま加入している保険の見直しをしないと、この先もずっとムダな保険料を払うことになりかねません。
確かに、自動車保険の手続きはちょっと面倒です。
しかし、わずか数十分の時間をつくるだけで、年間3万円以上も安くなることがあります。
自分に必要な補償内容と、支払える保険料をしっかりと把握したうえで見積りを出すようにしましょう。
まずは気軽に一括見積りを活用したいですね。