コスモスマートビークルは自分で車を買うよりも、低い月額料金で新車に乗られるカーリースです。
メリットもたくさんありますが、欠点もいくつかあります。
コスモスマートビークルを利用するまえに知っておきたいデメリットについてくわしく解説します。
①リースではなく、新車を買うほうが安いこともある
カーリースを使うメリットは、毎月安い料金で新車に乗られることです。
しかし、購入する車や契約期間によっては、カーリースが必ずお得になるとは限りません。
さらに、契約期間満了後に買い取る場合などは、リースではなく新車を購入したほうがトータル費用が安く済む可能性もあります。
「頭金不要で、なおかつ最終的に買い取るつもりはない」という人であれば、コスモスマートビークルはおすすめできます。
②連帯保証人が必要な場合がある
カーリースは、借りる人のことを信用して車を貸すので、審査があります。
どんな仕事をしていて、勤続年数がどれくらいで、年収はいくらなのか?これらをもとに、車を貸しても大丈夫か判断されます。
審査といっても、実際にはそこまで厳しくはありません。
ひとつの目安として、年収200万円以上で勤続年数が1年以上で借金がなければ審査は通りやすいと思います(ただし、審査内容による)。
しかし、たとえば年収が100万円未満だったり、借金がたくさんある人は審査に通らない可能性が高いでしょう。
そういった人は、連帯保証人を立てれば審査に通る可能性があります。
また、新卒で勤続年数が1年に満たない人も連帯保証人を求められる可能性があります。
連帯保証人となると、親や親族に頼むことになりますが、心理的に頼みづらいですよね。ですから、連帯保証人が求められる可能性があるのは、コスモスマートビークルの欠点といえるでしょう。
ただし、他のカーリース会社でも連帯保証人が必要なケースがありますから、必ずしもコスモスマートビークルだけのデメリットとは言えません。
③契約期間中は乗り換えや解約ができない(解約手数料が必要)
コスモスマートビークルで車を借りる場合、以下の3つから自由に契約年数を選ぶことができます。
- ・36ヶ月(3年)
- ・60ヶ月(5年)
- ・84ヶ月(7年)
これらは契約する最初のタイミングで決めるのですが、一度決めるとその期間中は他の車種に乗り換えたり、解約することができません。
ですから、3年で契約すれば3年間、7年であれば7年間は同じ車に乗る必要があるということです。
ということは、「気になる新型車が出たから乗り換えたい!」と思っても、乗り換えることはできないということになります。
厳密にいえば、解約手数料(違約金)を払えば、他の車種に乗り換えたり、解約することはできます。
とはいえ、無駄なお金であることには変わりないので、最初の契約年数選びは非常に重要です。
④走行距離の上限を超えると追加費用が発生する
どのカーリースでも言えることですが、借りた車には走行距離の上限が設定されます。
つまり、決められた走行距離以上は走ることができないということ。上限を超えると、そのぶんだけ追加費用が発生します。
走行距離が増えるごとに車の価値は下がっていきます。ですから、乗れば乗るほど、車の値段は下がっていきます。
リース車は最終的にリース会社に返却するのが基本なので、貸した車の走行距離が増えすぎるとリース会社の損になりますよね。
ですから、あらかじめ走行距離に上限を設けているわけです。
コスモスマートビークルでは、以下の3つから自由に走行距離の上限を決めることができます。
- ①500km/月以内
- ②1,000km/月以内
- ③1,500km/月以内
車を週何回使うか、1日あたり何km乗るかによって、選ぶべき走行距離は変わってきます。
わからない人は、コスモの相談窓口にて直接相談することも可能です。

⑤自動車保険は自分で加入する必要がある
カーリース会社のほとんどは、任意保険を料金に含んでいません。
コスモスマートビークルも自賠責保険は料金に含まれていますが、任意保険は含まれていません。
つまり、対物保険、対人保険、車両保険などは別途加入する必要があります。保険料はもちろん実費です。
任意保険が付いてないので、たとえば車両が盗まれても補償が受けられないので全額実費で負担しなければいけません。事故による車の破損も同じく実費負担です。
ですから、カーリースを利用するのであれば、自分で保険を選ばなければいけないわけです。
保険選びはそれなりに大変ですから、これは大きなデメリットと言えるかも知れません。
ちなみに、任意保険未加入で車を運転するのは絶対におすすめしません。事故が起きたときに多額の賠償金が発生し、人生が狂うからです。

⑥車を最終的に買い取るとき、支払額で損をする
マイカーリースは、契約期間満了後に以下のいずれかから、車の処遇を決めることになります。
- ①新しいリース車両に乗り換え
- ②同じ車で新たに再リース契約を結ぶ
- ③乗っている車をそのまま買い取る
- ④車を返却する
- ※いずれもコスモスマートビークルの場合

たしかに車を最終的にどうするかを選ぶことはできるのですが、大半の人は車の返却を選びます。
つまり、車を返却して別の車を借り直すケースが多いということです。
同じ車を借り続けるのはデメリットが多い
なかには、いま乗っている車が気に入っているから、契約期間を延長してそのまま借り続けたいという人もいると思います。
しかし、車は長く乗れば乗るほど故障しやすくなりますし、車検整備費用も多額になります。
燃費も他の新型車種に比べれば劣ってくるので、維持費もかさむでしょう。つまり、同じ車をリースで再契約するというのは、欠点が多いのです。
車をそのまま買い取る(自分のものにする)のも欠点が多い
リースで借りた車を、最終的に買い取って自分のものにするという選択肢もあります。
しかし、もし最終的に買い取るのであれば、最初からローンで支払っていたほうが確実に総支払額は安く済んだはずです。
つまり、リース車の買い取りはデメリットが多いので、おすすめはできません。
⑦車を返却するときに原状回復費用が発生することがある
これはカーリースあるあるですが、自分の好きなようにカスタムしたり改造することができないというデメリットがあります。
いや、厳密にいえばカスタムはできるんですよ。できるんですけど、返却するときにはもとに戻さないといけないんです(原状回復義務という)。
たとえばカーナビを後づけした場合も、返却時に外さないといけません。ホイールやマフラーも外さないといけません。
すべて自分で原状回復できればいいですが、ほとんどの人は車屋さんで依頼するでしょうから、外すのにもお金がかかります。
⑧車検代が月額料金に含まれない
コスモスマートビークルは、月額料金に車検代を含んでいません。
もし車検代も月額料金として毎月払いにしたいのであれば、別途メンテナンスパックに加入する必要があります(月額約4,000円〜)。
つまり、車検が来る前に自分でお金を用意しておく必要があります。メンテナンスパックに加入する場合も、そのぶん月額料金は高くなります。
どちらがお得かは一概にはいえませんが、車検代が別料金になっていることは留意しておいたがほうがいいでしょう。
ちなみに、マイカーリースは車検代が別の会社と、込み込みの会社で分かれています。以下は車検代の有無を比較した表です。
サービス名 | 定額料金に車検代を含むか |
---|---|
☓ (車検代を含むメンテプランあり) | |
コスモスマートビークル![]() | ☓ (車検代を含むメンテナンスパックあり) |
NOREL(ノレル) | ◯ |
TAX スーパープラン | ◯ |
定額ニコノリパック | ◯ |
もろコミカーリース (カーコンビニ倶楽部) | ◯ |
オリックスカーリース | △ (車検無料クーポンが付くプランあり) |
コスモスマートビークルがおすすめな人
ここまでコスモスマートビークルの欠点を見てきましたが、たしかにデメリットも多いのがカーリースです。
しかし、わたし個人としてはカーリースを使うメリットもあって、人によっては新車で買うよりも良いカーライフが送れるのではないかと思っています。
コスモスマートビークルをおすすめできる人は、こんな人です。
- ・頭金を払いたくない(払えない)
- ・ローンの審査が厳しそう
- ・車のメンテナンスはプロにお願いしたい
- ・なるべく安い料金で、いろんな車に乗りたい
もしこれらの条件にあてはまるのであれば、コスモスマートビークルはおすすめです。
ちなみに、コスモスマートビークルはWebで無料見積もりができるので、とりあえず料金がいくらになるかチェックしてみると良いですよ。
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