国産車と輸入車で維持費はどれくらい違う?コストを徹底比較

国産車と輸入車で維持費はどれくらい違う?コストを徹底比較 外国車・輸入車

国産車と輸入車それぞれに欲しい車種があって比較検討している人は、維持費の差が気になるのではないでしょうか?

そこで、国産車と輸入車では維持していくためのコストにどれくらい違いがあるのかを、徹底的に比較してみました。

税金面での維持費は、平均的に国産車よりも輸入車の方が高い

まず、税金面での維持費について、国産車と輸入車を比較してみましょう。

排気量によって変わる自動車税が維持費の多くを占める

自動車の所有者に課せられる税金のうち、もっとも負担が大きいのは毎年4月に請求書が届く自動車税です。

自動車税の税額は、排気量が大きくなるごとに段階的に上がっていくシステムになっています。

乗用車の自動車税額
排気量税額
1リットル以下29,500円
1リットル超
1.5リットル以下
34,500円
1.5リットル超
2リットル以下
39,500円
2リットル超
2.5リットル以下
45,000円
2.5リットル超
3リットル以下
51,000円
3リットル超
3.5リットル以下
58,000円
3.5リットル超
4リットル以下
66,500円
4リットル超
4.5リットル以下
76,500円
4.5リットル超
6リットル以下
88,000円
6リットル超111,000円

たとえば、排気量3.5L超4L以下でエコカー減税が適用されない場合は、66,500円とかなり高額になります。

しかし、国産車の場合は、排気量が3.5Lを超えるのはトヨタ/レクサスと日産の車種の一部くらいのもので、大半の車種が3.5L以下に収まっています。

一方、輸入車は排気量が3.5Lを超える車種が数多くあり、中には111,000円もの税額が課せられる排気量6L超の車種もあります。

また、軽自動車の場合は、自動車税よりもはるかに安い軽自動車税(10,800円)の負担で済みますが、輸入車には軽自動車がほとんどありません。

輸入車のコンパクトカーでもっとも排気量の小さいモデルは0.9Lですが、軽自動車税の3倍近い29,500円の自動車税が課せられてしまいます。

したがって、自動車税に関しては平均的に国産車よりも輸入車の方が高い傾向があります。

車の税金はいくら?排気量で変わる自動車税の仕組み

車体が重い輸入車は重量税が高い

次に、車検のときに課せられる自動車重量税は、0.5トン単位で段階的に上がっていくシステムになっています。

総じて、輸入車はボディ剛性を重視しているため車両重量が重いため、同クラスの国産車よりも自動車重量税が1ランク上のクラスになってしまうことがあります。

つまり、トータルの税金でも国産車よりも輸入車の方が高くなりがちです。

  • ・排気量の大きな輸入車は自動車税が高い
  • ・車体重量が重い輸入車は重量税が高い

車両保険は国産車よりも輸入車の方が高い

自動車保険に関する維持費は、国産車と輸入車にはどれくらいの違いがあるのでしょうか?

自動車保険のうち、加入が義務付けられている自賠責保険(強制保険)は、国産車も輸入車も金額は同じです。

一方、任意保険には対人・対物保険と車両保険がありますが、対人・対物保険は車の事故率によって金額が変わってきます。

平均的に国産車の方が事故率が高い、あるいは輸入車の事故率が高いなどというデータはないので、比較は困難です。

車両保険については、車両価格が高いほど保険料も高くなるので、国産車よりも輸入車の方が高めになります。

  • ・対人、対物保険料は国産車と輸入車に差はない
  • ・車両保険は輸入車のほうが高くなりやすい

燃料にかかる維持費は、国産車よりも輸入車の方が高い

燃費を同じクラスの国産車と輸入車とで比較してみましょう。

日本の交通モードにあったセッティングがおこなわれている国産車の方が輸入車より優れているケースが多くなります。

割合でいえば、国産車の方が約10~20%燃費が優れています。

また、ガソリン車の場合、国産車はレギュラーガソリン仕様の比率が高くなっていますが、輸入車の場合は単価が10円ほど高いハイオクガソリンの車種が多数を占めています

したがって、燃料にかかる維持費では、国産車よりも輸入車の方が高くなる傾向があります。

  • ・国産車のほうが燃費の良い車種が多い
  • ・輸入車の多くはハイオクなので燃料費は高くつく

車検にかかる維持費は、国産車よりも輸入車の方が高い

新車を購入してから3年後、それ以降は2年ごとに受けなければならない車検は、まとまったお金が必要になる大きなイベントです。

この車検費用を同じクラスの国産車と輸入車とで比較すると、輸入車の方がおよそ2~3割ほど高くなります。

その要因は、交換が必要な消耗品の値段が高いことにあります。

したがって、車検にかかる維持費を抑えたい場合は、輸入車よりも国産車の方が有利です。

初回の車検はいつ?何年ごと?新車の車検を受けるときの注意点

修理代などの維持費は、国産車よりも輸入車の方がだいぶ高い

国産車は、年式がかなり古くならない限り故障の心配はほとんどありません。

輸入車の場合は、昔よりも信頼性が上がっているとはいえ、国産車と比較すると故障するリスクは大きくなります

また、故障すると部品の交換が必要になるケースが大半ですが、輸入車の部品代は同じクラスの国産車と比較して少なくとも20~30%くらい高くなっています。

高級車やスーパーカーなどの場合は、国産車の2~3倍もすることがあります。

したがって、信頼性と部品代の両面から、修理にかかるお金が少なくて済むのは明かに国産車です。

  • ・国産車のほうが故障しにくい
  • ・消耗品が輸入車のほうが高い

総合的にみて、国産車よりも輸入車の方が維持費は高い

これまでの検証結果をまとめると、下記のとおりになります。

  • ・税金は国産車よりも輸入車の方が高い傾向がある
  • ・車両保険料は国産車よりも輸入車の方が高い
  • ・燃料代は国産車よりも輸入車の方が高い
  • ・車検費用は国産車よりも輸入車の方が高い
  • ・修理代は国産車よりも輸入車の方が高い

結局、どの項目でも国産車よりも輸入車の方が維持費が高い、ということがお分かりいただけるでしょう。

したがって、買ったあとに車にかかるコストを少しでも抑えたい人には、輸入車よりも国産車の方が向いています。

とはいえ、車種にもよるものの、輸入車の維持費が国産車の2倍にも達してしまうようなことはめったにないはずです。

ほとんどの場合、2割増しくらいで済むのではないでしょうか。

輸入車の魅力をもってすれば、その程度の維持費の差は許容範囲、ということもできます。

ここでひとつアドバイスがありますが、国産車・輸入車のいずれを買う場合でも、いま乗っている車をディーラーに下取りに出すと、査定額が低いので損をしてしまいます。

高い査定額を付けて欲しいなら、車の一括査定を利用することです。

少し高いと思われた輸入車でも、愛車が高く売れれば予算をたっぷり確保できますよね。