自動車保険の満期日が過ぎてしまうと、無保険の状態で車を運転することにつながる恐れも。
自動車保険は基本的に「1年ごとの満期で更新」です。
ですから、満期を迎えるごとに更新をしたり保険を乗り換えたりといった手続きが必要です。
しかし、中には仕事が忙しかったりで、うっかり忘れていた人も多いのではないでしょうか。
もし、自動車保険の満期が過ぎてしまったとしたら、どんな手続きをとればいいのでしょう?
満期を過ぎてもセーフな場合とは?
自動車保険の満期が過ぎても、まだ何とかなる場合があります。
それは満期が過ぎてから「7日以内」です。
つまり、自動車保険は満期が過ぎていたとしても「満期日の翌日から7日間」は猶予があるということになります。
たとえば、4月1日に満期を迎える保険の場合は、翌日の4月2日から7日間であれば継続することが可能です。
この間に気づけば、たとえ満期日を過ぎていても手続きをすればなんとかなります。
のちほど紹介しますが、もし7日間を超えてしまったら等級が消滅して新しく契約し直す必要が出てきます。
積み上げてきた等級はどうなる?
満期日を過ぎてしまったときに気になるのが自動車保険の「等級」です。
等級(ノンフリート等級)とは、自動車保険の更新ごとにランクアップする仕組み。
等級が高いほど、保険料が割引になる制度です。
満期を過ぎてしまったら、等級も最初からやり直しなのでしょうか?
その心配はいりません。
さきほどと同じように「満期日の翌日から7日間」であれば等級も引き継ぐことができます。
たとえば満期日を迎えた現在13等級の人は、きちんと手続きをとれば14等級にランクアップします。
等級は自動車保険を安くするためには欠かせない割引です。
確実に引き継げるようにするためにも、満期日には十分に気をつけましょう。
保険会社によって手続き方法が異なることも
繰り返しの説明になりますが、自動車保険は満期日を迎えても「翌日から7日間」は猶予があります。
満期日以降に継続する場合には、保険会社に問い合わせて手続きをとりましょう。
満期日を過ぎたときの手続き方法は保険会社によって対応が変わってくることがあります。
電話やFAXで確認が必要になることもありますし、満期日を過ぎてしまったことで更新後の保険では割引が適用されない(インターネット割引などが適用されない)ことがあります。
満期日を過ぎていることに気づいたら、すみやかに保険会社に問い合わせましょう。
そのあいだは無保険車となっている可能性もあるので、自動車の運転を控えることをオススメします。
無保険状態で事故を起こすと一大事です(「要注意!無保険の事故は賠償が大変なことに」)。
無保険状態は危険ですので、満期日を過ぎていたら速やかに手続きをしてください。
最も安い自動車保険を比較してみる【無料】満期日から7日間以上過ぎてしまったら…?
もし、満期日を過ぎてからすでに7日以上経過していた場合にはどうすればいいのでしょうか?
この場合は、ほとんどケースで「等級がリセット」されます。
つまり、初めて自動車保険に加入した「6等級」からスタートです。
仮に最高等級である20等級の人でも、6等級にリセットされてしまいます。
継続できる可能性は少ないでしょうが、念のため7日以上経過していても、保険会社には問い合わせてみましょう。
すでに継続できない事がハッキリしている場合には、あらためて自動車保険を探すことをオススメします。
等級が引き継げないのは残念ですが、保険を見直す良い機会でもあります。前向きに捉えるキッカケです。
等級が低くなってしまうのであれば、できるだけ保険料の安い自動車保険を選ぶようにしましょう。
保険の選び方次第では前の自動車保険よりも保険料が安くなる可能性も十分にあるからです。
まずは一括見積りを活用するなどして、いろいろな自動車保険を見直してみましょう。