車の総排気量の意味とは?なぜ単位はリッター(CC)なの?

車の用語でよく耳にするのが「総排気量(排気量)」です。
よく耳にするけど、何を意味しているのかを知らない方も多いのではないでしょうか。

今回はこの総排気量の意味と、その単位「リットル(CC)」が表す意味をわかりやすく解説。

そして、それに理解するために必要なエンジン(シリンダーとピストン)の仕組みについても解説していきます。

エンジンに欠かせない「シリンダーとピストン」ってなに?

総排気量を理解するには、まずはエンジンの仕組みについて知る必要があります。

エンジンはシリンダーピストンの組み合わせによって作られています。

注射器をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
注射器の入れ物側をシリンダー、引っ張る方がピストンです。

このピストンで注射器を空気と燃料で密閉し、燃料を燃やすことで内部の空気が膨張します。
そして、膨張した力によってピストンが押し出されることで動力になるのです。

容器に空気を押し込むと圧力がかかって、ポンッと破裂しますよね。これを利用しているのがエンジンということです。

シリンダーとピストン

エンジンの性能をあらわす「気筒」とは?

シリンダーとピストンの組み合わせを気筒といいます。

つまり、シリンダーとピストンの組み合わせ(注射器1つ分)を「1気筒」と呼びます。

よく「◯気筒エンジン」などと言いますが、この気筒数によってエンジンの強さが変わります。
気筒数が多ければ、それだけ燃料を燃やす力が大きくなるので、エンジンの性能(排気量)もアップしますよね。

気筒数が大きい車はそれだけお金がかかっているため、基本的には高級車やスポーツカーなどに採用されることが多いです。

スポーツカーや大型車ほど気筒数は多く、排気量も大きい

乗用車では3気筒、4気筒、6気筒、8気筒、10気筒、12気筒などが使われます。
排気量が大きいほど、気筒数も多くなるのが一般的です。

たとえば2気筒であれば、シリンダーとピストンのセットが4つあるということになります。

馬力が求められる車は気筒数が多い

大型のSUVやスポーツカーなどは、馬力を出すために気筒の数を多くしています。そのため、価格が高くなるのです。

たとえば、ポルシェ911は6気筒。ランドクルーザーは8気筒が使われています。
こうしたスポーツカーやSUVには強い力が求められますから、排気量も大きくなるわけです。

気筒の並べ方で名称が異なる

「V型6気筒」といった表現は、エンジンをV型に並べたモデルのことをいいます。

また、「直列◯気筒」というのも同様で、直列に気筒を並べたエンジンのことを表します。

排気量が大きいエンジンほど、高出力になる

総排気量が大きいほどエンジンの力が大きくなるわけですが、この総排気量の単位にはリットルCCなどが使われます。

排気量の単位はシリンダーが空気を取り込める総量のことを指しています。◯◯リッターの車、◯◯ccの車などと表現することがありますが、これがシリンダーが取り込む空気の量なのです。

エンジンは各気筒で燃料を燃やして、その膨張した力が動力になると先ほど説明しました。
この燃料を燃やすためには空気が必要です。

ですから、シリンダーに取り込める空気の量(排気量)が多ければ多いほど、たくさん燃料を燃やすことができるのです。

このシリンダーに取り込める空気の量をリットルやCCで表しています。この単位はペットボトルなどの容量と同じ。
400cc、750ccなどといわれるのが、総排気量のことです。

注意が必要なのは、この総排気量は1気筒あたりではなく全気筒の総量を指すということ。
つまり、たとえば4気筒の車の総排気量が400ccなら、1気筒あたり100ccの大きさになります。

税金が決まる排気量は、すべてのドライバー必須の知識!

今回はエンジンの仕組みと総排気量について解説しました。
排気量は車のスペックだけでなく、車の税金にも関係してくる知識です。

排気量が大きいほど環境や道路への不可が大きいということで、自動車の税金は高くなります。

そのため、自動車税を安くするためには排気量の少ない車に乗るようにしましょう。軽自動車の自動車税が安いのは、この排気量が少ないからというのも1つの理由なのです。

排気量について簡単に知っておくだけで、節税はもちろん車選びの楽しさも広がるのではないでしょうか。

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