不動車や事故車など、動かなくなった車を手放す方法の1つとして廃車があります。
廃車をすると基本的に費用がかかりますが、なかには費用ゼロ、あるいはお金が戻ってくる可能性もあるのが「ガリバー廃車パック」です。
廃車をしたい人に利用されているサービスですが、いきなりガリバーに廃車を持ち込むことはおすすめしません。
ガリバー廃車パックってなに?
ガリバーは、通常の車買取や車販売とは別に廃車を専門に扱うサービスを展開しています。それが「廃車パック」です。
いったいどんな特徴があるのでしょうか?公式サイトにも掲載されている5つのポイントを見てみましょう。
- ・必ずすべての車を事前に査定します
- ・基本料金にすべてコミコミ
- ・還付金手続きも代行します
- ・不動車も引き取ります
- ・廃車のすべてをサポートします
必ずすべての車を事前に査定します
廃車を専門とする業者のなかには、車を査定もせずに廃車とするケースがあります。
つまり、本当はまだ価値がある車なのに、廃車にしてしまうわけです。これはもったいないですよね。
ガリバーの廃車パックは、廃車にするまえに必ず査定が行われます。そこでもし車に価値があれば、買取になるので安心です。
とはいえ、廃車が前提となるため、戻ってくるのは還付金だけ(のちほど説明)ということがほとんどです。
基本料金にすべてコミコミ
自動車業界、とりわけ中古車販売について料金が不透明なことが多いです。
手続き費用もわかりにくいですし、あとから追加で料金を請求されることも少なくありません。
そんななか、ガリバーの廃車パックは基本料金にすべて含まれているため、原則追加で費用が発生しません。
最初に説明を受けた料金だけで済むので、明朗会計。安心です。
還付金手続きも代行します
車を廃車にすると、ほとんどのケースで還付金が受け取れます。つまり、お金が戻ってくるということです。
還付金としては、以下の項目があります。
- ・自動車税
- ・自動車重量税
- ・自賠責保険
- ・任意保険
これらは車を購入したり、車検を受けるときにすでに支払っているものです。
ですから、車に乗らなくなった段階で、すでに支払っている(納付済み)分のお金が戻ってきます。
ただし、こうした還付金は廃車にすれば自動的に戻ってくるわけではなく、申請しなければいけません。
こうした廃車にかかる還付金手続きも、ガリバーの廃車パックは代行してくれます。
不動車も引き取ります
廃車にもいろいろ種類がありますが、特に多いのが不動車です。すでに動かなくなってしまった車を廃車にする人はたくさんいます。
車が動かないのに、どうやって処分すればいいの?と思うかもしれません。廃車するにも、お店に持ち込めませんからね。
不動車でも、レッカー車などを手配してくれるのが車検パックの特徴です。
自分で車を動かす必要がないので、車庫や駐車場で動かなくなってしまった車でも廃車にすることができます。
廃車のすべてをサポートします
廃車にかかる手続きは、専門用語や書類が多いため、むずかしいです。
しかし、廃車に必要な手続きなどはすべてサポートしてくれるので、必要最低限の知識と手間で済みます。
なぜガリバーの廃車は避けるべきなのか?
ここまで、ガリバーの廃車パックのメリットについて紹介してきました。
これを見る限りでは、欠点のない素晴らしいサービスのようにも思えますよね。
しかし、わたしは廃車をガリバーの持ち込むのは避けるべきだと思います。なぜなら、廃車にしなくても普通に買い取ってもらえる可能性があるからです。
車の買取や廃車の方法は、すべて統一されているわけではありません。業者ごとにやり方や費用はバラバラです。
そのため、ガリバーでは廃車にするしかなかったのに、他のお店に査定してもらったら普通に買い取りしてもらうことができた、という可能性があるわけです。
実際、わたしも過去に廃車専門店と普通の車買取店を比較したことがありますが、廃車同然の事故車を5万円で買い取ってもらうことができました。
廃車にすると還付金しか受け取れないものが、車買取店に出すことで5万円が手に入るわけです。
そうなると、いきなりガリバーの廃車に持ち込むのではなく、そのまえに車買取店に査定をしてもらったほうが絶対良いですよね。
車買取店の多くは出張査定に対応していて、さらに不動車や事故車でも普通に査定してくれます。自分で車を持ち込む必要もないので、手間もかかりません。
自分で車買取店をさがすのは大変ですから、まずはインターネットの無料一括査定を使ってみることをおすすめします。
そこでとりあえず査定を受けてみて、値段がつかなかったときに初めて廃車専門業者に依頼するのがベストです。