ナビクルは、車の査定額をまとめて比較できる便利なサービスです。
サイトの入力項目も少なく、かんたんに使えることも大きな特徴です。
良いことづく目のように見える「ナビクル」ですが、使うときに注意すべきポイントもあります。
かんたん車ガイドの特徴、メリットは?
まずは、ナビクルの特徴とメリットについて見ていきましょう。
- ・最大10社から見積もりが取れる
- ・大手買取業者も小さな車買取店も加盟している
- ・買取額の目安がその場で表示される
最大10社から見積もりが取れる
一括査定といっても、さまざまなサービスがあります。選ぶときのポイントはいくつかありますが、やはり「一度の申し込みで、何社から見積もりが取れるか?」は重要です。
なぜなら、車買取は複数の査定業者に依頼したほうが高く売れる傾向があるからです。
車の買取相場は、業者間のオークションで決まります。お客さんから買い取った車はオークションに出品される可能性が高いのです。
実際には、業者間のオークション価格があるため、どこの買取店に売っても査定額は同じ金額になるはずです。しかし、どれくらいの利益を乗せてオークションに出品するかは、業者によって異なります。
ですから、買取店を比較してみないと、どこが最高額で買い取ってくれるかはわかりません。
こうしたカラクリがある以上、まとめて査定額を比較できるナビクルを使うメリットは大きいわけですね。
大手買取業者も小さな車買取店も加盟している
一括査定サービスによって、加盟している業者数がちがいます。下の表は、主要な一括査定サービスを比較したものです。
一括査定サイト | 加盟業者数 | 査定業者数 | 入力にかかる時間 | 入力項目数 | 査定額をその場で表示 | 運営会社 |
---|---|---|---|---|---|---|
47社 | 最大10社 | 45秒 | 9 | ◯ | (株)エイチームライフスタイル | |
211社 | 最大10社 | 1分 | 9 | ◯ | (株)ウェブクルー | |
最寄りの店舗を表示 | 地域による | 3〜5分(目安) | 13 | × | (株)リクルートマーケティングパートナーズ | |
201社 | 最大8社 | 45秒 | 9 | × | (株)カービュー | |
100社以上 | ー | 3〜5分(目安) | 12 | × | 楽天株式会社 |
ご覧いただくとわかるように、加盟業者数にちがいがあります。
加盟業者数のなかから、地域によって実際に査定してもらう業者が決まります。つまり、加盟業者が多いほうが有利になるわけです。
ナビクルは、以下のような大手買取店が加盟しています。
大手買取店は規模が大きいですから、販売ルートをたくさん持っています。つまり、あなたから買い取った車を転売する能力が高いということなのです。
ただし、大手買取店だからといって必ず高価買取になるとは限りません。実際には、店舗ごとに良し悪しは分かれます。
大手買取店は広告宣伝費や人件費に多くの資金を使っているため、むしろ小さい車買取店(地域密着型)のほうが高く売れることもあるのです。
こればかりは断定することができず、実際に査定に出してみないとわからないのが実状なのです。
そういった点を踏まえると、大きなお店も小さなお店も満遍なく加盟しているナビクルのメリットは大きいと言えるでしょう。
買取額の目安がその場で表示される
わたしが、ナビクルを個人的に強くおすすめしたい理由は「買取額の目安がその場で表示される」ことにあります。
さきほどの主要な一括査定サービスの比較をもう一度ご覧ください。
一括査定サイト | 加盟業者数 | 査定業者数 | 入力にかかる時間 | 入力項目数 | 査定額をその場で表示 | 運営会社 |
---|---|---|---|---|---|---|
47社 | 最大10社 | 45秒 | 9 | ◯ | (株)エイチームライフスタイル | |
211社 | 最大10社 | 1分 | 9 | ◯ | (株)ウェブクルー | |
最寄りの店舗を表示 | 地域による | 3〜5分(目安) | 13 | × | (株)リクルートマーケティングパートナーズ | |
201社 | 最大8社 | 45秒 | 9 | × | (株)カービュー | |
100社以上 | ー | 3〜5分(目安) | 12 | × | 楽天株式会社 |
同じように見える一括査定でも「買取金額の表示」がされるのは、ナビクルとズバット車買取比較の2つしかありません。
それ以外の一括査定は、申し込み後に電話やメールが届くまで買取額の目安がわからないのです。
その場で買取目安がわかると、実車査定に出すべきかどうかが判断しやすいため、効率的に車を売却できるようになります。
「高く売れると思ったのに、全然安かった…」という可能性が低くなるのが、ナビクルの特徴であり、最大のメリットなのです。
ナビクルを使うときの注意点とは?
良いことづくめに見えるナビクルですが、気をつけたいポイントもあります。
- ・あくまでも最寄りの業者しか選べない
- ・買取金額は”目安”である
- ・査定依頼先が多いと電話がたくさん来る
あくまでも最寄りの業者しか選べない
ナビクルに申し込みときに住所を入力しますが、査定依頼先はその住所の最寄りの買取店しか選択できません。
つまり、近くに買取店が少ない人は、効率的に査定額を比較できないことがあるのです。たとえば、あなたが「カーセブンに依頼したい」と思っても、近くにカーセブンがないと査定依頼はできないということです。
わたしが以前住んでいた東京都中野区大和町の住所だと、ガリバー、カーリンク、ビッグモーターの3店舗にしか査定を依頼できませんでした。
お住いの地域、または車種によっては利用できる店舗が少ないことがあるので注意しましょう。
買取金額は”目安”である
ナビクルで申し込みをすると、車の概算価格が上記のように表示されます。
注意したいのは「あくまでも概算価格にすぎない」ということです。
車は同じ状態のものが1台としてないので、実車査定をしてみないと本当の価値はわかりません。ですから、概算価格で実際に売れる保証はないのです。
同じ車種でもグレードによって価値は異なりますし、同じ走行距離でも車の状態は異なります。
なにも買取目安がわからないまま査定を受けるよりはずっとマシですが、あくまでも”概算である”ということを理解して利用しましょう。
査定依頼先が多いと電話がたくさん来る
一括査定をするときの悩みとして多いのが「申し込みをすると電話がなりまくる」というもの。
車買取店はなるべく早く査定をしないと他の業者に持っていかれてしまうため、あなたへの連絡を急ごうとします。よって、電話がたくさん来るのです。
また、入力したメールアドレスにも査定依頼先からメールが届くでしょう。メールはまだしも、電話がたくさん来るのはちょっと抵抗がありますよね。
ナビクルを申し込んだあとの電話連絡を回避するには、以下の方法が有効です。
- ・電話番号を入力しない
- ・申し込み後、携帯電話の電源を切っておく
申し込み時の入力フォームでは、電話番号の入力が必須です。しかし、たとえば「00000000000」などと入力しておけば電話がかかってくる心配はありません。
また、電源を切ってしまえば着信音がなることもないので、安心です。
電話で連絡が取れないときはメールでやり取りをすればいいので、電話に出なくても問題ありません。
ナビクルを使うまえにチェックすべきこと
- ・査定依頼先は最大10社まで可能
- ・買取額の目安(概算額)を参考にしよう
- ・小さい店でも高価買取の可能性はある
- ・走行距離や年式はだいたいの入力でOK
スマホ、携帯電話、パソコンから気軽に申し込めるのもナビクルの特徴です。
利用は無料。さらに出張査定も無料ですから、車を売るときには積極的に活用したいですね。