実用性が高く、車両価格がお手頃なコンパクトカー。
コンパクトカーは日本でも人気のジャンルなので、国内自動車メーカーのすべてが販売を行っています。
今回は、国内自動車メーカーそれぞれの最安コンパクトカーを選出。
全9車種のコンパクトカーの価格を比較してみました。
レクサスの最安コンパクトカーは「CT200h」
まずは日本を代表する高級車ブランド、レクサスのコンパクトカーを紹介します。
レクサスが販売を行っているコンパクトカーは、CT200hです。
スポーティーなエクステリアが特徴の5ドアハッチバック。レクサスが販売している車の中では最安の3,770,000円からという車両価格にも関わらず、ハイブリッドシステムを搭載しています。
今回紹介するコンパクトカーの中で、最も上質な空間を堪能することができる1台です。
ただし、最安とはいえレクサスは高級車ブランド。
今回紹介する全9車種の中では、残念ながらダントツで高い車両価格となっています。
トヨタの最安コンパクトカーは「パッソ」
トヨタは国内自動車メーカーの中でも、コンパクトカーのラインナップが非常に多いブランドです。
その数なんと8車種。
たった1メーカーで、これだけのコンパクトカーを販売する姿勢は素直に感心せざるを得ません。
その中で最安の車両価格で販売されているのがパッソ。
「軽じゃないK」というキャッチフレーズでお馴染みの車です。
その車両価格はなんと1,150,200円から。とても安いですね。
実はパッソは、軽自動車メーカーとして有名なダイハツが製造を行っています。
小柄な車のスペシャリストが製造する車なので、パッソはコンパクトカーとしての完成度が非常に優れています。
トヨタブランドということもあり、安心して購入できるコンパクトカーです。
スタイリングが2種類あり、「PASSO」と「PASSO“MODA”」から選ぶことができます。
日産の最安コンパクトカーは「マーチ」
近年の日産は「技術の日産」と自負していることもあって、電気自動車や自動運転の研究・開発など、先進的な技術開発に一生懸命取り組んでいる印象があります。
そんな日産の最安コンパクトカーは、キュートなエクステリアが特徴のマーチです。
その車両価格は1,151,280円からと、パッソと競合する価格設定となっています。
女性人気の高いロングセラーモデルではあるのですが、2010年にフルモデルチェンジを行ってから早7年。
電気自動車や自動運転などの研究・開発で忙しい日産は、マーチにそれほど力を入れていない様子です。
個人的にはあまりオススメしたい車ではありません。新型モデルの投入が待たれますね。
ホンダの最安コンパクトカーは「フィット」
ホンダのコンパクトカーと言えば、フィットですよね。
ホンダは会社の規模が大きい割に、コンパクトカーのラインナップはフィットのみ。
これはホンダが軽自動車の販売に注力している、ということもあるのですが、ホンダがフィットに自社が持つ技術を惜しみなく注いでいる、ということでもあります。
フィットの車両価格は1,428,840円〜で、トヨタや日産と比べれば少し強気の価格設定です。
ですが、パッソやマーチよりも高い人気を誇るコンパクトカーなんで、販売台数では大きく上をいっています。
ボディサイズからは想像できない車内の広さ、コンパクトカーらしさを感じさせない内外装のクオリティーの高さが人気の秘訣です。
マツダの最安コンパクトカーは「デミオ」
マツダが製造・販売を行っているコンパクトカーはデミオです。
デミオの特徴はやはり、欧州車のように磨き上げられた美しいスタイリングでしょう。
国産コンパクトカー随一のデザイン性を誇るデミオ(好みは分かれますが)の価格は、1,393,200円〜と安くもなく高くもない、といった印象。
デミオのもうひとつの特徴として、走行性能の高さが挙げられます。
コンパクトカーは低燃費や車内の広さをウリにした車が多いですが、デミオは少し違います。
マツダはドライバーが自らステアリングを握って、ドライブに出かけたくなるような車づくりをしています。
もちろん、デミオもその例外ではありません。
スバルの最安コンパクトカーは「ジャスティ」
スバルから販売されているコンパクトカーは、ジャスティです。
コンパクトカーとは思えない車内の広さが特徴の車で、車内の広さに関してはフィットをも凌駕します。
低床設計とスライドドアの採用により、子どもやお年寄りが簡単に乗り込めるところも魅力のひとつです。
ただし、車両価格は1,528,200円〜と少し高価。
じつはジャスティの製造は、スバルではなくダイハツが行っています。
価格設定と性能を考えると、200万円弱の予算でインプレッサを購入することも検討したいところです。
スバル車が高いと言われる3つの理由とは?安く買うコツはある?
スズキの最安コンパクトカーは「スイフト」
スズキはコンパクトカーを多くラインナップしていますが、その中で最安かつクオリティの高い車がスイフトです。
ただし車両価格は1,343,520円〜と、ほかの自動車メーカーと比べると、特別安いワケではありません。
スイフトもデミオと同様、デザイン性と走行性能に優れています。
後部座席のドアノブがブラックアウトされていて、まるで2ドアのような美しいスタイリングを実現。
フロントマスクは愛嬌があって良いですね。
コンパクトカーはデザイン性なんか後回しで、実用性を重視した車が多いです。
スイフトは実用性を損なうことなく、デザインも考え抜かれていて、好感が持てる1台です。
ダイハツの最安コンパクトカーは「ブーン」
軽自動車のスペシャリストであるダイハツが誇る、最安コンパクトカーはブーンです。
ブーンはトヨタにパッソとして、OEM供給されています。
エンブレムなどの些細な違いはありますが、実は同じ車なのです。
ブーンの車両価格は1,150,200円〜。ちなみにこれは、トヨタと同じ価格設定です。
近年ではもはや当たり前とも言えるハイブリッドモデルの設定こそないものの、ガソリンモデルとしては最も優れた低燃費を実現しています。
三菱自動車の最安コンパクトカーは「ミラージュ」
三菱自動車の最安コンパクトカーであるミラージュは、あまり馴染みのない車名ですが、意外にも歴史のあるコンパクトカーです。
これと言った特徴がないのは残念ですが、その代わりにどのような点でも平均値を超える完成度を誇ります。
車両価格は1,380,240円〜。アクの強いフロントマスクを気に入りさえすれば、選ぶ価値のある1台です。
ただ、ほかのコンパクトカーと比べ人気がないので、下取りに出すときは覚悟しておいた方がいいかもしれません。
車両価格の差はくつがえせる!
全9車種のコンパクトカーを紹介しましたが、その中でも最安コンパクトカーは以下の2車種でした。
- トヨタ・パッソ
- ダイハツ・ブーン
どのメーカーのコンパクトカーもそれぞれ違った魅力があり、実際に購入を検討している方は非常に迷うと思います。
車両価格の安さを考慮すれば、間違いなくパッソ/ブーンが候補に入るでしょう。
しかし、車は高い買い物ですから、十数万円の車両価格をケチって好みではない車を購入すると、必ず後悔します。
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