新車は価格交渉次第で、かなり安く車を買うことができます。
とはいえ新車の交渉は面倒なのも事実。値段を下げるためには、面倒でも頑張らないといけないと多くの人が思うはずです。
しかし、じつは価格交渉をサクッと終わらせて、しかも大幅値引きを実現する方法があるんです。
新車の価格交渉が面倒な理由
考えるだけで憂鬱な気分になる人もいるかもしれません。それくらい、新車の価格交渉って面倒なんですよね。
人それぞれ考えるところはあると思いますが、面倒な価格交渉でおおむね共通しているのは以下のような理由です。
- ・時間がかかる
- ・営業マンとの心理戦みたいで疲れる
- ・ケチな人だと思われそう
時間がかかる
値引きを迫る交渉とは別に、そもそも何の車種にするのかを決める必要がありますよね。
それに加えてグレードはどうするか、オプションはつけるのかといった細かい商談も必要になります。
最低限の希望を伝えてから初めて価格の話になるはずですから、ここまでたどり着くのにそれなりに時間がかかります。
こうした時間的な負担があると、多くの人が面倒に感じてしまうのです。
営業マンとの心理戦みたいで疲れる
車に限りませんが、値段を交渉するときの心理はお互いを探り合うような状態になります。
この人はどこまで安くしてくれるんだろう?ちょっとくらいふっかけても大丈夫だろうか?など、細かい思惑がぶつかりあいます。
お互いを値踏みするような感覚になるため、非常に疲れるのが価格交渉なのです。
ケチな人だと思われそう
人は誰でもケチだと思われたくはありません。
車をいかに安く買うか考えるのは大切なことですが、やりすぎると営業マンに不快な印象を与えます。
「この客はいったいどれだけ値引きに飢えてるんだ」と思われるのではないか、という心理になるため面倒ですし疲れます。
価格交渉をスムーズに終わらせる方法
新車の価格交渉は確かに面倒ですし、体力も使います。
しかし、きちんと計画を立てておけば時間もかかりませんし、心理的な負担もかなり軽減することが可能です。
知っておきたいポイントは以下の3つで、いずれも大切なのは「事前に手を打っておく」ということです。
- 1. 自分の希望は事前にすべて決めておく
- 2. 競合車種を使って自然と価格交渉をする
- 3. 下取りと買取専門店を比べる
1. 自分の希望は事前にすべて決めておく
新車を買う以上、あなたには「こんな車が欲しい」という希望があるはずです。
それは車種だけでなく、グレードもそうですし、オプション、さらには車体のカラーまでさまざま。
どんな車が欲しいかをディーラーで決めているようでは、おそろしく時間がかかります。価格見積もりの話になるころには面倒な気分があなたを支配しているでしょう。
営業マンと相談して決めたいという人もいるでしょうが、最低限の希望事項はディーラー訪問前に決めておくべきです。
そうすればスムーズに価格交渉へ進めますし、なにより交渉に多くの時間を使うことができます。
2. 競合車種を使って自然と価格交渉をする
営業マンとの心理戦で体力を消耗するのは確かですが、競合車種という武器を持っていれば負担はかなり軽減できます。
つまり、本命の車種以外にもライバルとなる車種を用意しておくのです。
それぞれのディーラーはライバルに負けることを嫌いますから、各見積もりを比較して値段を交渉しましょう。
そうすれば面倒な手間もかかりませんし、自然と価格交渉に進むことができます。
ちなみに、競合車種は以下のポイントが似通ってることが条件です。
- ・大きさ
- ・カテゴリー(コンパクトカー、ミニバンなど)
- ・価格帯が同じ
- ・燃費や安全性能に差がない
わかりやすい例で言えば、日産・エルグランドの競合車種はトヨタ・アルファードです。どちらも価格帯が同じで、ターゲット層も似通っていますね。
3. 下取りと買取専門店を比べる
新車の価格交渉は、なにも新車の値段だけではありません。あなたがいま乗っている車の査定額も交渉材料となります。
もし下取りだけで買い替えを決めようとしているのであれば、避けるようにして下さい。なぜなら、ディーラーの下取り額は期待できないからです。
それもそのはずで、ディーラー1社だけで決めた価格が最高額である保証はどこにもありません。
「車買取店に査定をしてもらったら30万円も査定額が高かった」という声は、あちこちで聞かれます。
営業マンに下取り額をアップさせるのは確かに面倒です。しかし、車買取店の査定額という武器があったらどうでしょうか?その金額を見せるだけなので、なにもむずかしい交渉はありませんよね。
新車に買い替える前に、必ず車買取店の査定額を手に入れておきましょう。そうすれば、面倒な価格交渉がスムーズに進みますよ。