車の購入に迷う人は多いのではないでしょうか?
とくに、新車の購入にはさまざまなハードルがあります。
予算のことや購入に必要な手続きなど、新車の購入に迷う人は多いでしょう。
また、新車にすべきか、中古車にすべきかで決断できない人もいるはずです。
今回は車の購入に迷っている人が知っておきたい4つのことをご紹介します。
車の購入に迷う理由の多くは「予算と車種」
車の購入に迷う理由は人それぞれですが、今回は以下の4つにスポットを当ててみましょう。
- ・車の購入予算の問題
- ・どの車種をえらぶか?
- ・新車と中古車どちらにするか
- ・いまの車を乗り続けるべき?
車の購入は「ローンの頭金をいくら用意できるか?」で決まる
結論から言うと、車を買うか買わないかについては、無理なローン支払いにならないかどうかで決めるべきです。
そして、それは購入時に用意できる頭金の金額によっても決まります。
最初に用意できる頭金が多ければ、毎月の支払い負担は軽くできますから、購入に迷う必要はなくなるでしょう。
一方、満足のいく頭金が用意できず、毎月の返済計画に無理があるようなら、購入はあきらめる or 延期にすべきです。
毎月の支払いがいくらになるか、計算してみよう
予算の問題で、車の購入を迷う人はたくさんいます。
予算をどうやって準備するかが問題になりますが、車を買う人はどのようにしてお金を工面しているのでしょうか?
まず、車を買う人の多くは「カーローン」を使って支払っています。
カーローンは銀行やディーラーで申し込むことができますし、カード会社が扱っている車のローンもあります。
気になるのが支払い総額ですが、カーローンはどこで申し込むかによって金利が変わってきます。
おおよその金利の目安は以下のとおりです。
- ・銀行のカーローン 2〜3%
- ・ディーラーのローン 4〜10%
銀行のカーローンは金利が安い
銀行のカーローンの特徴は金利の安さにあります。
ですから、銀行でカーローンを組めればいいのですが、1つ難点があります。
それは審査が厳しいこと。銀行でローンを組むには一定以上の年収が必要になりますし、職業も問われます。
ただ、ネット銀行のカーローンは収入証明書不要でOKのところもあるので、審査に不安な人はネット銀行(住信SBIネット銀行など)がおすすめです。
また、ネット申し込みだけ(来店不要)でローンの審査が完了する損保ジャパン日本興亜のマイカーローンも穴場でおすすめです。
ディーラー(販売店)のカーローンは金利が高め
一方、ディーラーのカーローンは比較的審査が通りやすいのが特徴です。
そのぶんだけ金利が高くなります。
車を買うときの手続きの流れで申し込みできるので、面倒な手続きは比較的少なくて済みます。
ローンを組みやすいですが、できれば銀行でローンを組んだほうが支払い総額が安くなります。
車の購入でローンを組むと総額でいくらかかる?
仮に200万円の車をフルローン(全額)で組み、5年で支払ったとします。
支払い総額はそれぞれ以下のようになります。
- 銀行(金利3%)月額返済額35,937円
- 返済総額:2,156,212円
- ディーラー(金利7%)月額返済額39,602円
- 返済総額:2,376,109円
ディーラーは金利が高いので、返済総額が銀行のローンよりも20万円以上高くなります。
もし新車の購入予算を抑えたいのであれば、できるだけ銀行でカーローンを組むようにしましょう。
頭金はいくら用意できるか?
ちなみに、もしローンを組むのであれば頭金がたくさんあったほうが有利です。
前に少し説明しましたが、その理由は2つあります。
- ・ローンの審査がとおりやすくなる
- ・毎月の支払い負担が軽くなる
車の購入に迷うのが「予算」にあるのでしたら、まずは毎月の支払い負担などを計算してみることをオススメします。
短い期間で買い替えるか、長く乗るかで車種の選び方は変わる
これは新車・中古車のどちらにも言えることですが、どの車種を選ぶかは迷いどころです。
もちろん、それが車選びの楽しみでもあります。
どの車種を選ぶかは人それぞれでしょうが、1つだけ気をつけたいことがあります。
それは「いま現在欲しい車種を選んでしまうこと」です。
「いま欲しい車種を選んでしまう」とはどういうことでしょうか?
結論をいうと、将来的なライフプランを考えて車を購入するべきだということです。
もし新車を買うのであれば少なくとも3年、長ければ10年は乗り続ける可能性があります。
そうなると、将来的に必要となる車のスペックや大きさは変わってくるかもしれません。
子どもが増えるかもしれません。子どもが独立して夫婦だけになるかもしれません。
ですから、「いま欲しい車」を基準にすることも大事ですが、それ以上に「将来を見越した車種」を選ぶことが大切です。
そうすれば購入してから後悔することもなくなるでしょう。
購入する車種への迷いが晴れれば、あとはスッキリとした気持ちで車選びができるはずです。
車種選びの具体的な流れ
- 1.購入予算を決める
- 2.これだけはハズせない!という車の要素を3つに絞る
- (たとえば、大きさ、見た目、メーカーなど)
- 3.メーカーのWEBサイトを見て、条件に当てはまる車をチェック
- 4.他社メーカーの競合車もチェックして、比較する
- 5.販売店に行って、くわしく話を聞く(商談)
まず何より、あなたにとって支払い可能な予算を決めることから車選びは始まります。
予算を決めたら、自分にとって必要不可欠な車の条件を3つに絞りましょう。
条件が多すぎると、完全に一致する車を見つけるまで結論が出せなくなります。というより、自分の理想とする条件をすべて満たす車種はゼロに近いはずです。
条件が決まったら、次は自動車メーカーのウェブサイトをチェックしましょう。さらに、競合となる他社メーカーも見て、ライバル車と比較してみます。
この段階で、欲しい車種のスペックや価格についてザックリと頭の中に入れておきましょう。そうすることで、販売店の商談で有利に話をすすめることができるからです。
新車と中古車、どっちを購入するか迷う!
「新車でなくて中古車でもいいのではないか?」
これは車を買う人の多くが迷うところです。
新車と中古車は結局どっちがお得なの?というのは、長い間論争が繰り広げられています。
結論を言うと「車の状態、購入する人の条件」によって変わってくるということです。
「新車と中古車の価格差、お得なのはどっち?」でくわしく解説していますが、新車と中古車で迷った時に見るべきポイントは以下のとおりです。
- ・車両本体価格
- ・自動車取得税
- ・メンテナンス費用
- ・故障にかかる費用
車両本体価格は新車のほうが高くなるのは当然ですが、メンテナンス費用や故障するリスクは少なくなります。
中古車はメンテナンス費用や修理費用が高くつくでしょうが、車両価格は安くなります。
ですから、新車と中古車をくらべるときはトータルコストを意識して選ぶことが大切です。
お金がないからとりあえず中古車、という選択もありですが、車は長期的なプランで購入するようにしましょう。
いまの車を乗り続けるべきか迷う!
いま乗っている車から、新しい車への買い替えで迷っている人も多いはずです。
おそらく「このまま乗り続けたほうがいいのでは?」という思いがあるのではないでしょうか。
車を乗り続けるべきかどうかについても、さきほどと同じようにトータルでかかる費用を意識しましょう。
どういうことかといいますと、いま車を売って得られるお金と、乗り続けることで得られるお金(浮いたお金)を比べるべきだということです。
新車に買い替えるとお金はかかります。
しかし、いま乗っている車を前倒しで売れるので高く買い取ってもらうことができます(年式や走行距離で査定アップするから)。
反対に、いまの車を乗り続けると、買い替えのお金はかかりませんが、将来的に車を買い替えるときにいまの車は値段がつかないこともあります。
ということは、いまの車を乗り続けるべきかどうかの決断は「査定額はいくらか?」によって決まってくるのです。
いまの車の査定額が高くつくのであれば、車を売って新車に買い替えたほうがお得です。
いまの車の査定額が低いのであれば、そのまま乗り続けたほうがお得になります。
まずは愛車を査定に出すことからはじめましょう。
査定額によって車を買い替えるか・いまの車を乗り続けるかを決断すると、合理的な結論を出せるようになります。
できるだけ複数の買取業者に査定をしてもらうと査定額は確実に高くなります。
まずは、ネットの無料一括査定を活用して見積もりを出してもらいましょう。
そうすることで、車を購入すべきかという迷いが晴れる可能性はきっと高くなるはずです。