「あんまり共感されなそうだけど、自分はめっちゃ好きなんだよなぁ」って車、みなさんにはありませんか?
僕はいろいろあるんですが、最近雑誌で見かけた日産の新型「シルフィ」がまさにソレです。
「シルフィ=おじさん(もしくは、おじいちゃん)が乗るコンパクトセダン」というイメージが僕のなかではあります。
ただ、新型シルフィを見てしまってから、そのイメージは一気に崩れ去りました。
なぜなら、普通にかっこいいからです。くわしく見ていきましょう。
先代のシルフィ像はどこへ行った…

初代シルフィ
シルフィの新型モデルは2019年の上海モーターショーで発表されました。
日産がデザインの統一を図る目的で導入した「Vモーショングリル」が、このシルフィでも採用されています。
そのおかげもあってか、かつてのシルフィにはない躍動感が感じられますよね。
あと、個人的にはボンネット部分の盛り上がったところが好きです。筋肉隆々という感じで、2代目の日産フーガを彷彿とさせます。

Wikipediaより
シルフィなのに、走りの凄さを想起させるデザイン。このギャップがたまらなく好きです。
フロントデザインの良さもさることながら、サイドからの見た目も美しい。
これはおそらく、重心を下げたことによって、流線型のラインがより強調されていることが要因なのかなと。
日産の公式HPには、
タイヤの大径化で視覚的重心を下げたプロポーションと、力強く踏ん張る姿を想起させるワイドスタンスによってそれらを表現しています。
と説明があります。
たしかに、先代のシルフィはどちらかというと重心が上にある印象で、全体的に出っ張り感のあるデザインに見えます。
なるほど、たしかに重心を下げることでよりスポーツカーライクになりますからね。新型シルフィがおじさんカーっぽく見えないのも、この視覚の効果が大きいのかもしれません。
残念ながら、まだ日本ではこの新型モデルは発売されておらず、現状では中国で販売されています。
サイドのキャラクターラインが良い感じ
車の見た目ってついついフロントかリアに注視しがちですけど、じつは車全体のデザインに大きく影響してるのってサイドのキャラクターラインだと思うんですよね。
キャラクターラインがあることで光りの反射や屈折?が起こるので、見る角度によって車が表情を変えてくれます。
シルフィに関しては目立ったキャラクターラインではないですが、デザインに力強さと流麗さを与えていると思います。
にしても、キャラクターラインを考えるのってめちゃくちゃ専門知識とかセンスが要求されそうですよね。
シンプルで洗練されたリアのデザイン
さて、次はリア(後ろ)のデザインです。
フロントのデザインはめちゃくちゃかっこいいのに、後ろから見ると残念…って車、けっこう多いですよね(個人的には最近のマツダ車。ロードスターとかCX-5とか)。
シルフィはリアのデザインも洗練されています。テールライトはわりと細めの造形なんですが、やりすぎてないというか、ちょうどいい。
テールライトの太さ(大きさ)って、やっぱりデザインに与える影響が大きいと思うんですよね。細すぎると貧弱だし、太すぎるとスポーティ感が失われる。
その点、シルフィのリアは絶妙なバランスが取れているかなと。
新型シルフィは内装にも高級感がある
ここまでは外装について見てきましたが、次は内装です。
新型シルフィは内装も非常に高級感があって、「これ、本当にシルフィなの?」と目を疑いたくなるレベルです。
まだ国内での生産おより販売がどうなるのかわかっておりませんし、PR用の画像だけでは正確な仕様がわかりません。
ただ、内装の画像を見る限りでは先代モデルとはまったく別物と考えていいでしょう。
レザーはキャメル色で非常に鮮やかです。シートにもレザーを型押ししたような細かいラインが入っています。
僕は外装を見てシルフィに一目惚れしたんですが、内装を見てますます好きになってしまいました。
このデザインが、このまま日本国内のモデルに適用されることを祈るばかりです…。
日産インテリジェントモビリティを標準装備
先代モデルのシルフィは安全装備は搭載されていませんでしたが、新型ではかなり充実しています。
上海モーターショーで発表された限りでは最新の日産インテリジェントモビリティを全グレードに搭載しており、死角なしという感じでしょう。
個人的には自動ブレーキが充実してくれればいいかなと思いますが、欲をいえばレベル3の自動運転に対応してほしいところですね。
シルフィの発売は2022年、EV化して登場か?
上海モーターショーで発表されたモデルは従来のガソリン車ですが、日本国内ではEV(電気自動車)として発売される可能性が高いようです。
e-powerとかではなく、完全電気自動車ですからね。これは期待が高まります。
今後、日産で発売される新型車は軒並みEVなので、シルフィのEV化も既定路線と考えて間違いないでしょう。
ただ、発売されるのは2022年頃と予想されています。まだまだ先は長いので、動向に注目したいと思います。
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