こんにちは、アユムです。
車を使わない生活、みなさんは思い浮かべることができますか?
事情は人それぞれ、車を使わない生活を検討している人は少なくありません。
いままでは車を使う生活が当たり前だったのが、使わない生活になると不安を感じるでしょう。
実際、僕は車を売って、車を持たない生活を2年間ほど送ったことがあります。
車を使わない生活にはメリットもデメリットもありますので、僕の実体験をご紹介します。
車を持たないメリットは意外と大きい
まず車を持たない・使わない生活から見ていきましょう。
メリットは大きく分けて2つあります。
- ① 車の維持費が節約できる
- ② ライフスタイルが変わる(健康になれる)
① 車の維持費がかからないので、お金が節約できる
車を使わない生活の最大のメリットは、お金が節約できることです。
車にかかる維持費については「車を手放して維持費を節約する6つのメリットとは?」でくわしく解説していますが、ザッと以下の費用が発生します。
- ・自動車保険
- ・自動車税
- ・燃料代(ガソリン代)
- ・駐車場代
- ・車検代
- ・その他諸費用
住んでいる地域によりますが、これだけの維持費が発生します。
たとえば自動車税だけを見ても、排気量に応じて年間で以下のような金額を払う必要があります。
乗用車の自動車税(年額) | |
---|---|
排気量 | 税額 |
1リットル以下 | 29,500円 |
1リットル超 1.5リットル以下 | 34,500円 |
1.5リットル超 2リットル以下 | 39,500円 |
2リットル超 2.5リットル以下 | 45,000円 |
2.5リットル超 3リットル以下 | 51,000円 |
3リットル超 3.5リットル以下 | 58,000円 |
3.5リットル超 4リットル以下 | 66,500円 |
4リットル超 4.5リットル以下 | 76,500円 |
4.5リットル超 6リットル以下 | 88,000円 |
6リットル超 | 111,000円 |
車を使わない生活に切り替えると、トータルで年間10万円は確実に節約することができるでしょう。
浮いたお金でどんなことが楽しめるでしょうか?
旅行に行ってもいいですね。美味しい料理も食べられます。思い切って少しだけ良い部屋に引っ越してもいいかもしれません。
車を使わない生活を実行するだけで、ほかに出来ることがたくさん出てきます。
毎月12,000円の駐車場代を払っていた
ちなみに、僕が以前東京都中野区に住んでいたころは、毎月12,000円の駐車場を借りていました。
都内にしては安いと思われるかもしれませんが、周囲の道は狭く出し入れしづらい駐車場でした。
そしてなにより、自宅が駅からわりと近かったので、ほとんど車を使わなかったんですね。
そうなると、毎月12,000円を払うのは無駄でしかありません。
結果的に駐車場も解約して車も手放したのですが、そのおかげで生活費が少し潤沢になったので手放してよかったと思いました。
② ライフスタイルが変わる(健康になれる)
車を使わない生活に切り替えた人の多くは、代わりの移動手段に「自転車」や「徒歩」を選びます。
一人暮らしの人はもちろん、家族で生活している人も同じように自転車や徒歩に切り替える人が多いですね。
僕のまわりにも自転車や徒歩に切り替えた人が多いんですが、口を揃えてメリットを語ります。
- ・いままで通らない道を通るようになった
- ・あたらしい店を見つけて、いまや行きつけの店に
- ・家族と移動することで、今でとはちがう会話が生まれる
- ・自転車にすることで健康になった(血圧が下がった)
- ・毎日1時間の散歩習慣が身について、疲れにくくなった
こんな具合に、新しいお店を発見したり、散歩をするようになって健康になるというメリットがあります。
車では見れない景色が見られるというのは、車を手放す大きなメリットといえるでしょう。
遠出をするときはタクシーはカーシェアを活用する
車を手放したときに困るのが遠出をするときです。
遠くに出かけるときは、「タクシー」や「カーシェア」を活用すれば問題はすぐに解決できます。
一見するとタクシー費用がもったいないように感じられますが、トータルコストを考えるとタクシーを上手に使った生活のほうが圧倒的に安く済みます。
また、カーシェアは維持費を払うことなく、自分の使いたいときに使いたい時間だけ使えるので車を所有するよりもコストは圧倒的に安くなります。
最近はタイムズなどのカーシェアも増えてきたので、利用する機会も増えてくるはずです。

ふだんは通らなかった、新しい道を発見できる
また、自転車や徒歩にすることで、多くの人がふだんは通らないあたらしい道を発見しています。
車を運転するときって、だいたい大通りとか幹線道路がメインになりますよね。
でも、徒歩や自転車なら細い道でも臆せず入ることができます。
そこには車生活では気づかなかったお店や景色が広がっているため、新しい気づきが多くあるのです。
家族で歩いて出かけることで、車を使っていたころとはちがう会話が生まれたという人も多くいました。たしかに、徒歩の移動中ってふだんとはちがう雰囲気が生まれますよね。
家族団らんの時間を、ちがったカタチで味わえるのも魅力的です。
毎日7,000歩も夢ではなくなる
健康のためには歩いたほうが良いと言われますが、理想は中強度のスピード(ぎりぎり会話できる速さ)で7,000〜8,000歩とされています。
車を使わなくなると、徒歩での移動が増えますから、自然と歩く機会が増えるのが大きなメリットです。
運動しようと思わなくても自然と散歩が習慣づくので、運動不足の解消にも効果があります。

車がないデメリットは精神的な面が大きい
当然ですが、車のない生活は不便なところもあります。
僕が実際に車を手放してみて感じたデメリットは以下の3つです。
- ① 車がないと、惨めな気持ちになる
- ② 大きな荷物を運ぶことができない
- ③ 趣味として車をいじることができなくなる
① 車がないと、惨めな気持ちになる
これは個人差があると思いますが、僕は車を手放してからしばらくの間「自分は車も持てないのか…」と惨めな気持ちで毎日を送っていました。
経済的な理由で車を手放したというのも影響していると思いますが、車がない生活は寂しいし、惨めです。
特に僕は車が大好きなので、よけい悲観的な気持ちになってしまったのかもしれません。

② 大きな荷物を運ぶことができない
たとえば家具を買いに行ったり、灯油を買ったりするときに車は大活躍します。
車がないと、運べないですから配送業者に頼むか、あきらめるしかありません。
僕はわりとせっかちなタイプなので、買った家具などはスグに持ち帰って組み立てたい人間です。
なので、車がない生活はわりとストレスが大きかったのを今でも覚えています。
③ 趣味として車をいじることができなくなる
車が好きな人が手放してしまうと、車を愛でる時間が失われるので喪失感が大きいです。
僕は車を改造したりメカをいじるという趣味はなかったのですが、定期的に車をピカピカに洗うのが大好きでした。
それが休日の楽しみの1つでもあったのですが、車を売ったことでその楽しみは失われてしまいました。
現在は車を持っていますが、自分の好きなタイミングで車を見たり触ったりできるのは、やっぱり良いものです。
子供がいる家庭では車がないと大変かも
もしご家庭に子どもがいる場合、送り迎えができませんし、なにかあったときに移動手段が限られてしまいます。
また、車を使っての旅行や買物もできません。車があることで子どもに経験させられる遊びや学びは少なくないはずです。

車を売ることで、一時的なお金が入ってくる
「車を使わないけど、とりあえず保管だけしておく」というのも1つの方法です。
しかし「使わない車を保管するときの要注意ポイントとは?」でも解説しているように、車は使っていなくても維持費が発生します(自動車税、自動車保険など)。
車を使う機会が少ないのに、たくさんのお金を払わないといけないのはもったいないと思いませんか?
ですから、車を使わない生活をスタートするのであれば、思い切って車を売却したほうが賢明です。
車を手放すと、毎月の維持費が節約できることはもちろん、車を売却することでまとまったお金が手元に入ってきます。
そのお金をちがったことに活用できるので、生活の選択肢が増やすこともできますよね。
売ったお金で良い自転車を買ってみるのもいいですし、思い切ってバイクを買うこともできます。
自分の車を最高額で売却する方法
もし車を手放すのであれば、少しでも高い価格で売却するようにしましょう。
車を売却したお金が手に入れば、交通の便がいいエリアに引っ越すのも1つの選択肢になります。
つまり、いま乗っている車を高く売ることができれば、車を使わない生活を快適にスタートさせることができるのです。
車を高く売るコツは、複数の買取店に査定をしてもらうことです。
近所にある買取店に持ち込むのもアリですが、ハッキリ言って買取額は低くなります。
さまざまな買取店に相見積もりをしてもらうことで、適正な市場価格で車を売却できるからです。
車の売却で後悔しないため、そして車を使わない生活を快適にスタートさせるためにも、いま乗っている車を納得のいく価格で手放したいですね。
まずは気軽に車の査定額をチェックしましょう。一括査定を使えば、いまこの場で愛車の査定額の目安が表示されます。