日産のコンパクトカー「ノート」は、2016年11月にハイブリッド車「e-POWER(e-パワー)」シリーズが追加されてから人気が急上昇。
現在はモデルチェンジを経てベストセラーになっています。
今回は、そんなノートの競合車を紹介すると同時に、各車種の値引き額についても検証します。
ノートの魅力はe-POWERにあり!値引きは厳しめ?
まずはじめに、ノートの魅力と値引き額を検証してみましょう。
ノートは、発売当初から「走る、曲がる、止まる」の基本性能に優れ、かつ居住性が優れたコンパクトカーとして定評がありました。
そして、エンジンをバッテリーの充電のために使い、タイヤの駆動はモーターにまかせるユニークなハイブリッド車「e-POWER」シリーズの追加により、人気に火が付いた経緯があります。
価格は以下のとおりです。
- ガソリン車
- 139万9,680円~232万8,480円
- e-POWER
- 190万1,880円~246万4,560円
e-POWERがかなり割高に感じられるかもしれませんが、燃費性能と静粛性が優れているので、高いのにはきちんとした理由があります。
そして気になる値引き額ですが、車両値引き+オプション値引きのトータル額でガソリン車が30~45万円、e-POWERが0~45万円となっています。
グレードによって値引き額に差がありますし、ディーラーの方針によっても値引き額が異なります。
ノートの競合車1. トヨタ「ヴィッツ」
まずはコンパクトカーの定番モデル、トヨタ「ヴィッツ」です。
ヴィッツもノートと同じように、トータルバランスの良さに定評のある車種です。
全長がノートより短いため室内はやや狭いものの、過不足のない居住性を確保しています。
ラインナップは、ライバル車にはない1L車が設定されているほか、ハイブリッド車も用意されています。
価格は以下のとおりです。
- ガソリン車
- 118万1,520円~230万3,640円(限定車をのぞく)
- ハイブリッド車
- 181万9,800円~232万9,560円
価格はノートよりも少し低めの設定です。
値引き額はガソリン車が5万円~40万円、ハイブリッド車が0~20万円です。
ノートよりも値引きが渋めなので、価格の安さが帳消しになるかもしれません。
ノートの競合車2. トヨタ「アクア」
ハイブリッド専用車のトヨタ「アクア」は、発売以来ベストセラーを続けています。
販売台数をノートと競り合う、完全なるライバル車です。
居住性はヴィッツと同じくらい。ノートよりもせまいですが、車としての完成度では引けを取りません。
そして、最大の魅力はなんといっても国産車トップの燃費性能です。
燃費を最優先して車選びをするなら、まちがいなく最有力候補にあがる車種でしょう。
価格は178万5,240円~2,527,200円(GR SPORTSモデル含む)です。安いグレードはノートe-POWERよりも低く抑えられています。
値引き額は5万円~30万円で、ヴィッツ・ハイブリッドよりは大きい額になっています。
ノートの競合車3. ホンダ「フィット」
ホンダ「フィット」もかねてよりベストセラーを続けている車種で、ノートの良いライバルとなる1台です。
フィットの魅力は、ホンダ車らしい走行性能の高さに加え、クラストップの広大な室内空間と多彩なシートアレンジを備えている点です。
ノートも居住性に優れたモデルですが、フィットはさらにその上をいきます。居住性を優先するなら、フィットが真っ先にあがるでしょう。
ラインナップはガソリン車とハイブリッド車があります。価格は以下のとおりです。
- ガソリン車
- 142万8,840円~205万920円
- ハイブリッド車
- 169万9,920円~236万7,360円
値引き額はガソリン車が0~25万円、ハイブリッド車が0~40万円です。
ノートの競合車4. マツダ「デミオ」
マツダ「デミオ」も、ノートと競合する車種のひとつです。
売りは、「鼓動」をモチーフとしたスタイリングや、「スカイアクティブテクノロジー」の導入による優れたトータルバランスにあります。
また、ハイブリッド車の設定がない一方で、国産コンパクトカーで唯一クリーンディーゼル車が設定されている点も特徴です。
もし軽油(ディーゼル)車という視点で車選びをするのであれば、デミオになるでしょう。
ただ、居住性よりも外観のカッコよさを優先していることや、ドライバーが最適なポジションを取れることを重視していることに注意が必要です。後席や荷室スペースはノートよりも明らかに狭くなっています。
価格は139万3,200円~220万3,200円で、値引き額は0~45万円です。
ノートの競合車5. スズキ「スイフト」
スズキ「スイフト」は、今回取り上げた車種の中でもっともボディサイズがコンパクトです。
そのため、居住性や荷室スペースではノートにかないません。
しかし、全車1トンを切る軽量ボディによる軽快な走りや、ヨーロッパの道路を走り込んできたえた足回りの良さなどは、スイフトの大きな魅力になっています。
また、ガソリンNA、ガソリンターボ、マイルドハイブリッド、ハイブリッドの多彩なパワートレインが用意されているのも特徴です。
価格は134万3,520円~194万9,400円と、ノートよりも低く抑えられています。
また、値引き額は0~35万円です。
競合車と比べた場合、ノートにはどんな優位性がある?
最後に、競合車と比べた場合のノートの特徴についてまとめてみました。
まず、エンジンまわりのフィーリングですが、ノートe-POWERのパワフルさや静粛性は、このクラスで群を抜いています。
一方、ガソリン車も悪くありませんが、競合車より特に秀でているというほどではありません。
操縦安定性や乗り心地は良好で、少なくとも競合車より見劣りすることはないでしょう。
また、居住性や荷室スペースに関しては、フィットに次いで優れています。
トータルで見ても全方位的にバランスが良く、特に大きな欠点は見当たりません。
そして最大のセールスポイントは、やはり他の車種では得られないフィーリングを持つ「e-POWER」の存在でしょう。
しかし、ここで取り上げた車種はいずれも魅力があるので、どれを選んでも大きな後悔はしないはずです。
ノートを少しでも安く買うために、愛車を高い金額で手放そう
もし今回紹介したコンパクトカーへの買い替えを検討している場合は、愛車を車の一括査定を利用して手放すことをおすすめします。
車の一括査定は、愛車を一番高く買取ってくれる中古車買取店が簡単に見つかる、大変便利なサービスです。
ディーラーに下取りに出すよりも間違いなく高く売れるので、購入負担を軽くすることができますよ。