ユーカーパックは1回の査定で2,000社以上が参加するオークションに出品することができます。
非常に手軽でメリットも多いのですが、場合によっては違約金が発生することがあります。
どんなときに、なにをしたら違約金を払うことになるのか?ユーカーパックで起こりうるトラブルと合わせて検証しましょう。
違約金が発生するケースは大きくわけて4つある
- ①期限までに書類を渡さなかった場合
- ②期限までに車両をユーカーパックに側に引き渡さなかった場合
- ③ユーカーパックが規約違反と判断した場合
- (たとえば購入希望者または購入者等へ直接的な連絡した場合など)
- ④出品者の都合で契約がキャンセルとなった場合
①期限までに書類を渡さなかった場合
ユーカーパックに限りませんが、車の売買をするときには多くの書類が必要になります。
車検証、印鑑証明書、本人確認書類などユーカーパックに提出しなければならない書類は意外と多いです。
もちろん、「どの書類をいつまでに提出してください」という指示がユーカーパックからあるので心配はいりません。
ただし、期日までに書類を渡さないと契約手続きを進めることができないため、違約金が発生します。
当然のことではありますが、必要書類は期日までに提出すること。これを普通に守っていれば違約金は発生しません。
違約金は5万円で、以降7日ごとに1万円となります。
つまり、書類提出期限が過ぎた時点で5万円の違約金が発生し、そのあと7日間ごとに1万円の違約金が追加で発生するということです。
②期限までに車両をユーカーパックに側に引き渡さなかった場合
ユーカーパックに査定してもらい、入札が行われて売買契約が成立すれば、あとは車を引き渡すだけです。
どんな理由であれ、車の引き渡しが遅れた場合は、違約金が発生します。
普通に取引をしていれば違約金は発生しないはずですが、たとえば車両引渡日を忘れていて旅行に出かけてしまった(まあ普通はありえませんが…)なんてことになれば、違約金を支払わなければいけません。
引き渡しが遅れる理由がなんであれ関係なく違約金は発生するので、期限までに必ず車を相手に渡せるようにしておきましょう。
車両の引き渡しが遅れた場合の違約金は5万円で、以降7日ごとに1万円となります。
③ユーカーパックが規約違反と判断した場合
3つ目はあまり起きないケースですが、ユーカーパックが規約違反と判断した場合は違約金が発生することがあります。
「ユーカーパックが規約違反と判断した場合」というのは、たとえば出品者(あなた)が落札者(購入者)と直接やりとりするなどのケースが挙げられます。
なぜ直接やりとりするのがいけないかといえば、ユーカーパックは仲介手数料のようなかたちで落札者からお金をもらっているからです。
出品者と落札者が直接やりとりをして金銭の授受があったりすると、ユーカーパックは商売にならないですよね。
このようにユーカーパックにとって不利益な取引が見られると違約金が発生しますので注意しましょう。
この場合の違約金は5万円です。
④出品者の都合で契約がキャンセルとなった場合
そもそも、出品者(あなた)の都合で契約がキャンセルとなった場合も違約金が発生します。これはわかりやすい理由ですね。
契約がキャンセルになるとユーカーパックがこれまで費やしてきた労力が無駄になるわけですから、仕方ありません。
契約が成立するのは売却承認ボタンをクリックした時点です。以下はPCの画面ですが、ここで承認ボタンを押した以降は、契約キャンセルに違約金が発生することになります。
ちなみに出品時に登録した売切価格(売却希望価格)を上回った落札が入った場合はキャンセルができないので注意が必要です。
出品者都合のキャンセルによる違約金は10万円となります。
きわめて稀だが、違約金が受け取れるケースもある
一方で、車を落札した業者の都合でキャンセルとなった場合は、あなたに違約金が支払われます。
たとえば買い取りが成立したものの、買取業者側が「ごめんなさい、やっぱり買い取りできません…」ということになったら、相手都合のキャンセルとなります。
相手都合のキャンセルになると、違約金としてあなたに1万円が支払われます。
キャンセルになると、再度オークションに出品されて落札されるのを待つという流れです。
どの車買取サービスも、違約金が発生する可能性はある
ふつうに取引をしていれば違約金が発生する可能性は低いため、ユーカーパックでトラブルに遭う確率は非常に低いです。
基本的にはあなたと買取業者の間にユーカーパックが入って仲介してくれるので、トラブル自体は少ないです。
たしかにユーカーパックで違約金が発生する場合はありますが、違約金が発生するのはユーカーパックだけではありません。
どんな車買取サービスであっても、契約をキャンセルしたりすれば違約金は発生します。
ですから、「違約金が発生するかもしれないからユーカーパックはやめとこう」というのは間違いです。
むしろ、買取業者と直接やりとりするよりも、ユーカーパックを使用したほうがトラブルに遭う可能性は低くなるでしょう。
なにより、電話がユーカーパックしかかかってこないうえ、査定が1回で済むのはユーカーパックの大きなメリットです。
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