こんにちは、アユムです。
皆さんは車をどれくらいの周期で乗り換えていますか?
「新車を買って10年、10万キロ乗る!」という人も多いですが、最近は3〜5年サイクルで買い替える人も多くなっています。
そのときに気になるのが「いま乗っている車の査定額」です。車を買い替えるときに、乗っている車の価値が高ければ高い値段で売却できます。
リセールバリューとは、車の再販価格のこと。果たして、リセールバリューが高いのはどんな車なのでしょうか?
リセールバリューが高い車を選ぶべき理由とは?
リセールバリューとは「車を売却するときいくらで売れるか?」を表す度合いのこと。
リセールバリューが高いと車を乗っても値下がりしにくいので、買い替えの資金に余裕が生まれます。
日本では「1年1万キロ」というのが、中古車市場の1つの目安になっています。
つまり、この数値を超えると査定額が下がってしまうということです。
一般的には1年1万キロを保っていれば大きな値下がりは起きないとされていて、3年落ちだと新車価格の40〜70%で売却が可能となります。
たとえば、300万円で買った走行距離3万キロ3年落ちの車だと、120〜210万円ほどで売却できるということです。
ただしこれはあくまでも一般的な車種の話。
リセールバリューが高い車だと、新車価格の80%〜90%で売却できることもあるからです。
さらに希少車になるとプレミア価格が付くので、購入時よりも高く売却できるなんてケースもあります。
わかりやすい例でいうと、日産・スカイラインGT-R(R32)などは海外人気などもあって価格が高騰しています。
ですから、車を一定期間で買い替える人はリセールバリューが高い車を選ぶとおトクに車を手に入れることが可能です。

自動車メーカーごとにリセールバリューは違う?
さて、ここからは少しずつ具体的にリセールバリューについて見ていきましょう。
車を語るうえで欠かせないのが「自動車メーカー」です。メーカーごとにリセールバリューに違いはあるのでしょうか?
結論から言うと、メーカーによってリセールバリューの違いはあります。
なぜなら、メーカーによって車づくりで重視する点が異なるからです。
さらにいえば、日本のみならず海外でも需要のある車は必然的に価値が高くなります。
ここでは高いリセールバリューを誇るトヨタを例にとって、リセールバリューをチェックしましょう。
圧倒的に高いトヨタ車のリセールバリュー
日本のみならず世界を代表する自動車メーカーであるトヨタ。
リセールバリューは言うまでもなく高い傾向があります。
なぜトヨタはリセールバリューが高いと言われているのでしょうか?その理由は大きく分けて2つあります。
- ・海外でも高い人気がある
- ・部品が多く流通しており、修理しやすい
売った車が仮に国内で転売できなくても、海外に流通させることができます。
また、故障したときに修理しやすいという理由がトヨタ車の高い人気の一因です。
あとでくわしく紹介しますが、耐久性の高い車種は高いリセールバリューを示す傾向にあります。
長く乗れる、故障しにくいというのが大きな信頼を勝ち得ているということです。
MINIなどブランド力の高い車もリセールバリューは高め
身近な車で、高いリセールバリューを誇るのが「MINI」です。
MINIはブランド力があるので、買うときに値引きがしにくい反面、売却するときに高く売れる傾向があります。
ただし、以前に比べてかなり流通量が増えているので、車の状態が悪いMINIはその限りではありません。
一方でMINIの親会社であるBMWのリセールバリューは一部の車種を除いて低いと言わざるを得ません。
これは個人的な見解ですが、リセールバリューを考えるのであればBMWを新車で買ってはいけません。

ホンダ、日産のリセールバリューはまずまず
国産メーカーとして高いリセールバリューを誇るのが、ホンダと日産です。
どちらのメーカーも1つの車種が長い歴史を持っており、パーツが共通なケースが多くなっています。
ホンダでいえば、フィット、オデッセイ、CR-Vなどはリセールバリューが高いと言われます。
日産はマーチ、エクストレイル、キューブ、エルグランドあたりが歴史も長く高く売れる傾向があります。
トヨタには及びませんが、国産メーカーの信頼がリセールバリューにつながっていると言えるでしょう。

高級車だからといってリセールバリューが高いとは限らない!
ここで1つ気になるのが「高級車は高く売れないの?」ということです。
結論から言うと、高級車はリセールバリューが低い傾向があります。
つまり、車の値下がりが激しいということです。なぜでしょうか?
最大の要因は「次の買い手が見つかりにくい」ということです。低価格な普及車にくらべると、高級車は乗る人が少なくなります。
そのため販売店としても在庫リスクになる可能性があるので、高い査定額は出せないわけです。
1番タチが悪いのは「価格は高いのに、人気がない車」です。
自分が欲しい気持ちで選ぶのは大切ですが、リセールバリューを考えるとこうした車は避けるべきでしょう。
ただし、ポルシェやフェラーリなどのメーカーはブランド力が高く流通台数も多くないためリセールバリューは高い傾向があります。

リセールバリューが高い車はズバリこれ!
ここからは具体的な車種をチェックしてリセールバリューが高い車を見ていきましょう。
おもにトヨタ車が中心になりますが、傾向としては「SUV」「壊れにくい」「海外で人気がある」という感じです。
- ・トヨタ ランドクルーザー
- ・トヨタ FJクルーザー
- ・トヨタ ハイエース
トヨタ ランドクルーザー
ボディの頑丈さはもちろんのこと、高い走破性を誇ります。
海外では救援活動などにも使われるほどのタフさがあり、高い人気です。走行距離が10万キロを超えた車でも、第一線で活躍できる強靭さがあります。
国産車のリセールバリューを語る上では欠かせない車種と言えるでしょう。

トヨタ FJクルーザー
もともとは北米トヨタで発売されていた「遊べるランクル」を意識してつくられたのがFJクルーザー。
その独特のデザインは競合車種がなく、それが高いブランド力=人気につながっています。
燃費や居住性は良くないのですが(というか、むしろ悪いくらい)、この車が持つキャラクターがすべてを帳消しにしてしまいます。
現在は新車の生産が終了し、中古車のみでの販売となってしまったのが残念です。
中古車市場でもまだ台数が多くないので、リセールバリューの高い車種と言われています。

トヨタ ハイエース
移動車としてのイメージが強いハイエースも、かなりリセールバリューの高い車です。
まずなんといっても故障しにくい。そして、日本を含め世界中で人気がある車種のためリセールバリューは高くなります。
かなり車体が大きいため取り回しは不便です。
また、保険料も高く燃費も良くないので「大型ワゴンを探している」という人がチェックすべき車種といえるでしょう。
ちなみに、海外でも高く売れるハイエースは盗難率が高いという不名誉(ある意味、名誉?)な記録もあります。
ハイエースのサイズ感で高級感をもたせた「グランエース」も登場しましたが、こちらのリセールバリューも文句なしです。
リセールバリューに関係なく、車を高く売る方法
さて、ここまでリセールバリューについてくわしくご紹介しました。
やはり車種によって価格差はあるので、車を選ぶときには将来のことまで考えたいですね。
とはいえ、すべての人がリセールバリューの高い車に乗れるとは限りません。
やはり自分の欲しい車を優先したい気持ちは誰にでもありますからね(僕もそっち寄りです)。
値下がりの大きい車に乗っている人は、高値での売却を諦めるしかないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
車は「なにを売るか」も大切ですが、それ以上に「ドコに売るか」によって価格が左右されるからです。
つまり、どこの車販売店に売却するかによって、買取価格が大きく変わってくるということです。
下取りは避けて、買取を選ぶべき理由
車を買い替えるときに「下取り」を選ぶ人が多いですが、これはオススメできません。
なぜなら、下取りは車販売店1社のみで価格が決まってしまい公正な競争にならないからです。
車を売るときに重要なのは「複数社の査定額を比べること」です。
そうすることで中古車市場の適正な相場であなたの車を売ることができます。
インターネットの無料一括見積りを活用して、あなたの車の最高額をチェックしましょう。
リセールバリューに関係なく車を高く売るために欠かせない方法です。