車を売る場合は、誰もが高い値段で手放したいと思うはずですが、車の状態によっては査定額が下がってしまうことがあります。
今回は、車の査定額が下がる要注意のポイントを9つ取り上げ、その理由について解説します。
車の査定額が下がる要注意ポイントは、この9つ!
以下にあげる9つのポイントにどれかひとつでも当てはまっていると、車の査定額は下がってしまうので注意が必要です。
- 1.不人気車種
- 2.年式が古く希少価値もない
- 3.走行距離が多い
- 4.事故歴や修復歴がある
- 5.ボディの傷やへこみ、内装の痛みがある
- 6.内外装やエンジンに改造をほどこしている
- 7.ボディが汚れていたり、車内にゴミが落ちている
- 8.タバコやペットなどの臭いがしみ付いている
- 9.趣味的なステッカーが貼ってある
不人気車種は査定額が低い
中古車市場で人気のない車種は、人気のある車種と比べて査定額が下がります。
新車購入時の価格が同じだったとしても、査定額で2倍くらい差が付いてしまうことも珍しくありません。
もし、比較的短い期間で車を乗り換えたいと思っているなら、車選びの際になるべく人気のある車種を選ぶことが大切なポイントになります。
また、ボディカラーも査定額に影響します。
派手な原色は人気がないため、リセールバリューを気にするなら白や黒、シルバーなどの人気色を選ぶことが重要です。
年式が古く希少価値もない
車の査定額は、年式が古くなるほど下がっていきます。
人気があまりなく希少価値もないような車は、製造されてから6~7年で査定額がゼロか、それに近い金額になってしまうこともあります。
そうした車もふくめ、製造後2~3年ならそれなりの査定額が付くので、いろいろな車に乗ってみたいと思う人は、最初の車検の前に車を手放した方がよいでしょう。
また、モデルチェンジがあると、たとえ年式が古くなかったとしても、モデルチェンジ前の車は査定額が下がってしまいます。
マイナーチェンジの場合でも影響はありますし、フルモデルチェンジともなれば査定額はガクンと下がります。
査定額ダウンでガッカリしないためには、車を売ろうと思いたったら、グズグズせずに早急に査定を受けることをおすすめします。
走行距離が多い(5万キロ超え)
1年あたりの走行距離が1万キロを超えると、「過走行」と見なされ査定額が下がってしまいます。
また、1年あたりの走行距離がどうであれ、トータルの走行距離が5万キロを超えると、査定額は大きくダウンします。
さらに、10万キロを超えた時点でも査定額は急に下がります。
したがって、車を少しでも高い値段で手放したいと思うなら、車の走行距離が増えないよう、なるべく電車やバス、自転車などを利用するようにした方がよいでしょう。
事故歴や修復歴がある
過去に事故を起こして修理した履歴があると、査定額に影響が出ます。
特に、フレームなどの骨格部分を修理した履歴のある車は「修復歴」が付き、査定額が大幅にダウンしてしまいます。
もし、査定額が下がるのを避けるために事故歴や修復歴を隠したとしても、プロの査定員には見抜かれてしまいます。
そして、ウソをついたことで心証が悪くなり、査定額をいっそう下げられてしまうので、正直に申告するようにしましょう。
とにかく、事故歴や修復歴が付かないよう、日頃から安全運転を心がけることが大切です。
また、これから車を買う場合は、衝突被害軽減ブレーキが装備されているなど、事故を起こすリスクが少ない車を選んだ方がよいでしょう。
ボディの傷やへこみ、内装の痛みがある
ボディに目立つ傷やへこみがあったり、シートの破れなど内装に痛みがある場合は、査定額は下がります。
自分で修理してごまかそうとしても、プロが修理したようなきれいな仕上がりにはならないので、結局のところ減額されてしまいます。
そのため、最初から傷やへこみなどが付かないように、ていねいな運転を心がけることが大切です。
また、本革シートが付いている場合は、表皮にヒビ割れが生じないよう、こまめに手入れをした方がよいでしょう。
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内外装やエンジンに改造をほどこしている
社外品のエアロパーツやマフラー、ローダウンサスペンションといった外装パーツや、社外品のシートやステアリングホイールなどが付いていると、改造車と見なされ査定額は下がってしまいます。
また、エンジンにコンピューターチューニングなどが施してあると、買取そのものを拒否されることがあります。
査定額が下がったり、買取を拒否されることを防ぐためには、なるべくノーマルの状態に戻すことが必須のポイントになります。
ただし、ノーマルに戻るための工賃が高いと、結局損をすることになる可能性もあるので注意が必要です。
また、改造車専門の中古車買取業者もあるので、そうしたところに売るのもひとつの手です。
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ボディが汚れていたり、車内にゴミが落ちている
査定の際にボディが汚れていたり、車内にゴミが落ちていたりすると、査定員からの印象が悪くなります。
印象が悪くなれば、査定額にも影響が出る可能性があるので、査定の前にかならずボディの洗車と車内の清掃をおこなうようにしましょう。
車の査定額が下がるポイントその8.タバコやペットなどの臭いがしみ付いている
タバコやペットの臭いは、タバコを吸わない人やペットを飼っていない人にとっては、とてもイヤなものです。
比率でいえば、タバコを吸わない人やペットを飼っていない人の方が多数派なので、そうした臭いが車内にしみついていると、査定額は下がってしまいます。
また、香水や芳香剤などの匂いも、本人にはいい匂いでも他人にはそうとは限らないため、やはり減額のポイントになります。
もし、車内に臭い(匂い)がしみ付いている場合は、査定の前に消臭剤を使ってできる限り臭い(匂い)を消しておきましょう。
趣味的なステッカーが貼ってある
車を買ったときから貼ってある燃費や環境性能にステッカーは、そのままでももちろん査定額は下がりません。
しかし、自分の趣味で貼ったステッカーは減額の対象になります。
はがたした痕が汚くても減額されてしまうので、市販の剥離剤を使ってきれいにはがすようにしましょう。
査定額が下がる要注意ポイントのある車でも高く売る方法はある
査定額が下がってしまう要注意のポイントについて、解説してきました。
ひと手間かけることで査定額ダウンを防げるポイントもありますが、どうにもならないポイントもあります。
もし、車に査定額ダウンを防げないポイントがあったとしても、少しでも高く売る方法があります。
それは、車の無料一括査定を利用することです。
車の一括査定は、多くの中古車買取業者の中から、一番高い査定額を付けてくれるところが見つかるサービスになります。
手続きは簡単で料金もかからないので、愛車の査定額を気軽に知りたい人におすすめです。