あなたはソニー損保にどんな印象を抱いていますか?
自動車保険はむずかしいという印象を持つ人がたくさんいます。
仕組みや補償内容が複雑なので、決め手になるのはやはり「口コミ・評判」です。
ソニー損保はダイレクト型自動車保険で売り上げナンバー1を誇る評判の高い自動車保険です。
今回はソニー損保の評判・口コミ、保険内容についてくわしく見ていきましょう。
知られてない姿へ、丸裸にします。
ソニー損保の相手への補償は?評判はどう?
まずは事故の相手への基本的な補償について見ていきましょう。
ポイントは「ソニー損保の補償は他社とどう違うのか?」です。
- ・対人賠償保険
- ・対物賠償保険
対人賠償保険とは、事故の相手(人)への補償をします。
対物賠償保険とは、事故によって相手の(モノ)に損害を与えたときの補償をします。
ソニー損保の対人賠償・対物賠償は、他社の自動車保険との大きなちがいはありません。
対人賠償保険について、ソニー損保ではすべての契約について「無制限」となっています。
一方で対物賠償保険については「無制限」以外にも「2000万円〜1億円未満」「1000万円〜2000万円未満」などから選択が可能です。
とはいえ、よほど保険料を安くしたい人でない限り対物賠償も「無制限」で加入しておくべきでしょう。
ちなみに、ソニー損保の契約者の96.9%が対物賠償保険を「無制限」にしています。
対物超過修理費用についても、ソニー損保では自動でセットされています。
他社では「特約」として自分で加入しないといけないことも多いので安心ですね。
ソニー損保は人身傷害補償が細かくて高評価!
続いては事故によるケガを補償する、人身傷害補償保険についてです。
ソニー損保が他社とちがう点として、人身傷害保険を2つのタイプから選べるところがあります。
- ・車内のみ補償型
- ・車内+車外補償型
車内のみ補償型ってなに?
車内のみ補償型は、通常の人身傷害保険と同じで、車に乗っている人のケガを補償してくれる保険です。
補償する範囲が車内のみになるので、保険料は割安になります。
車内+車外補償型
車内+車外補償型は、車に乗っている時だけでなく、他人の車に乗っているときや歩行中に車と事故を起こしたときにも補償が受けられます。
補償する範囲が自分の車内だけでなく、広くなるので保険料が割高になります。
とはいえ、自分や家族のケガや死亡を手厚く補償したい人はぜひとも加入したいプランです。
ソニー損保の車両保険にはどんな特徴がある?
自分の車の修理代をカバーするためには、車両保険に入らないといけません。
車両保険は保険料が高くついてしまいますが、万が一の出費負担を軽く出来るメリットがあります。
ソニー損保の車両保険にはどんな種類があるのでしょうか?
大きく分けて2つあり、それぞれ補償範囲が異なります。
- ・一般型
- ・エコノミー型
一般型ってなに?
ほとんどすべての事故による車の修理代を補償するのが「一般型」です。
一般型は、電柱への衝突などの単独事故、当て逃げまでを幅広くフルカバーするタイプの車両保険。
補償される範囲が広くなるので、保険料が高くなってしまう傾向があります。
エコノミー型
補償される範囲をせまくして、車の修理代を補償するのが「エコノミー型」です。
エコノミー型は、単独事故や当て逃げは補償されず、ほかの車との衝突や盗難・イタズラのみを補償します。
エコノミーという名前のとおり、保険料が安くなります。
「念のため、車両保険をつけておきたい!」という人は、エコノミー型がオススメです。
ちなみに、車両保険についてくわしくは【車両保険の「一般条件」と「車対車」のちがいとは?】をごらんください。
新車買い替え特約がつけられる
ソニー損保の車両保険には「新車買い替え特約」を付けることができます。
これは、新車で事故を起こして大破したときに、新車への買い替え費用を補償してもらえる特約です。
契約するときに設定した「新車価格」を上限にして、買い替え費用を受け取ることができます。
新車を買ったばかりの人にとっては、魅力的な特約といえるでしょう。
他社でもなかなか見られない特約ですが、契約前には複数の自動車保険から見積もりをとって決めるようにしてください。
年間で保険料が3万円以上安くなる事例もあります。
ソニー損保はどんな特約をセットできる?
特約は「基本補償だけではなく、もっと補償を充実させたい」と考える人にとって役に立ちます。
ソニー損保にはどんな特約があるのでしょうか?
補償を充実させたい人は、自分に合った特約をセットするようにしましょう。
- ・事故時レンタカー特約(車両保険に付ける)
- ・車内身の回り品特約(車両保険に付ける)
- ・自動車事故弁護士費用特約
- ・おりても特約
- ・ファミリーバイク特約
ソニー損保も推している「おりても特約」ってなに?
他社にはあまりない特約として「おりても特約」があります。
これは、出かけた先で車から降りたときの事故を補償するもの。
スキー場でのケガ、海水浴でカメラを壊してしまった…etc、補償が幅広くなります。
レジャーやスポーツに出かけるのが多い人にオススメの特約となっています。
それ以外の特約は他社と大きなちがいは見られませんが、評判は高い傾向にあります。
ロードサービスの評判はどう?
事故が起きたときの対応は、自動車保険の良し悪しに大きく関係します。
ここではソニー損保のロードサービスと評判について見ていきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
拠点数 | 25(ロードサービス拠点は全国約9,000ヶ所) |
修理工場 | ー |
レッカーサービス | 50kmまで無料 |
修理急行サービス | 無料(30分以内の修理) |
自宅急行サービス | ー |
事故時宿泊・運搬サービス | 無料 |
ガス欠時補給サービス | 契約2年目以降のみ10L無料 |
事故24時間受け付け | ◯ |
携帯フリーダイヤル | ◯ |
休日事故処理業務 | ◯ |
ロードサービスは他社と比べて大きく優れているところは見受けられません。
1つ挙げるとすれば、ソニー損保が独自に提携している修理工場が特徴的です。
「スマイル工房」と呼ばれる提携修理工場では、修理費の割引や修理完了時の無料納車サービスなどが受けられます。
この提携修理工場の選定についてはソニー損保はかなり力を入れているようです。
会社で定めた「規模や資格」「設備」などの基準をクリアした工場のみが「スマイル工房」として認定されます。
あなたは事故対応にどんなサービスを求めますか?
ソニー損保のロードサービスに目立った内容はありませんが、及第点をつけられるレベルではあるので検討する価値ありです。
ソニー損保の評判・口コミは?
続いては契約者の口コミをチェックしていきましょう。
利用者の生の声は、ソニー損保の評判を知る良い材料になります。
- ・現場での対応が親切で安心できた(40代女性)
- ・休日なのに箱根の山奥まで来て頂いて助かりました(40代男性)
- ・担当者の方の対応、感じ良くありがたいです(70代男性)
- ・一方的に話してくるので、こちらが伝えたい事を聞いてもらえない(30代男性)
- ・全体的に対応がおそい。9:00−18:00しか連絡がとれないのが不便(30代男性)
- ・ロードサービスの待ち時間が長く、雪も降っていたため暖も取れず寒かった(30代男性)
現場の対応力や担当者の応対については高評価の声が聞かれます。
事故が起きて不安なドライバーにとっては頼りになるでしょう。
一方で、9:00−18:00しか連絡を取れないという利便性の低さも見受けられます。
また、拠点数が代理店型とくらべることもあり、ロードサービスでの待ち時間も気になるところです。
ソニー損保の保険料は安い?高い?
「保険料は走る分だけ」というキャッチフレーズがあるように、利用者の条件によって保険負担を変えられるのがソニー損保の特徴です。
ほかのダイレクト型自動車保険でも、いわゆる「リスク細分型」(走行距離に応じて保険料が変わる)は扱っています。
ソニー損保がちがうのは、走行距離の区分の多さです。
年間走行距離を「3,000km以下」〜「無制限」まで7段階で選ぶことができます。
これによって、車をほとんど運転しない人は保険料を大幅に安くすることができます。
ソニー損保の保険料割引サービスはどう?
最後に、保険料の割引サービスを見ておきましょう。
以下のとおりです。
- ・インターネット割引
- ・ゴールド免許割引
- ・電気自動車割引
- ・保険証券不発行割引
- ・セカンドカー割引
このほかにもいくつかの割引サービスがありますが、他社とくらべて大きく異なる割引はありません。
ソニー損保は売り上げナンバー1で支持されていますが、実際のところは他社との明確なちがいがあるとは言えないのが正直なところです。
ですから、素直にソニー損保を選んでも問題ありません。
しかし、ソニー損保よりも保険料が安い自動車保険は必ずあるので、カンタンな見積もりだけでもとってみるべきです。
保険料を安く抑えて満足のいく保険を見つけるには、複数の会社から見積もりをとって比較することをオススメします。