スポーツカーは自動車保険が高いと言われています。
スポーツカーでも安い自動車保険は存在するのでしょうか?
自動車保険は事故にあったときには頼りになりますが、ネックなのはその保険料です。
車によっては保険料が高くなることがあります。
特に、スポーツカーなどは保険料が高くなる傾向にありますが、安い自動車保険を見つけるにはどうすればいいのでしょうか?
保険料は車種によって分かれている
自動車保険の保険料を知るときに知っておきたいのが「車種による保険料のちがい」です。
最近の保険料は「リスク細分型」といって、契約する人の事故リスクに応じて保険料が安くなったり高くなったりします。
そのリスクを考えるときに重要になるのが「車種」です。
これを一般的に「車両料率クラス」といい、具体的な車名によって保険料に差をつけています。
車種 | 型式 | 料率クラス傷害 | 料率 |
---|---|---|---|
トヨタ・RAV4 | ACA20W | 1 | 1.0倍 |
ホンダ・インスパイア | UC1 | 2 | 1.2倍 |
レクサス・GS | GRS191 | 3 | 1.4倍 |
ニッサン・アベニール | W10 | 4 | 1.6倍 |
スズキ・エスクード | TA52W | 5 | 1.9倍 |
トヨタ・カローラ | CE100G | 6 | 2.4倍 |
ニッサン・ブルーバード | SU13 | 7 | 3.0倍 |
マツダ・センティア,MS-9 | HD5S | 8 | 3.6倍 |
トヨタ・カローラ,スプリンター | AE95 | 9 | 4.0倍 |
この表は車種ごとに料率をあらわしています。「1〜9」の段階で分かれていて、数字が大きいほど保険料が高くなります。
車種によって事故の発生率を集計して、事故が多い車は保険料を高く、事故が少ない車は保険料を安くしています。
一番上にある「トヨタ・RAV4」の料率クラスは「1」で保険料が最も安くなります。
車両料率クラス「1」は保険料が1倍、「9」の場合には保険料が4倍になることもあります。
この車両料率クラスは保険会社が共通で使っているものなので、料率にちがいは生まれません。
このあとくわしく解説していきますが、スポーツカーは車両料率クラスが高い車が多くなっています。
言いかえると、事故率や盗難率が高い車種が多いので、保険料が割高なのです。
ただし、車種によってはそこまで高くない(むしろ安い)自動車保険もあります。ですから、保険料が安いスポーツカーを選ぶというのも1つの方法です。
スポーツカーの車両料率クラスはどれくらい?
このように、車の保険料は「車両料率クラス」で車種によって分かれています。
つまりスポーツカーだからといって、必ずしも保険料が高くなるということにはなりません。
車種によってはスポーツカーでも保険料が安いこともあります。
国産スポーツカーは保険料が比較的安い
具体的な車種名で見ていきましょう。
たとえば、マツダ「ロードスター」は車両料率が毎年「3〜4」で推移しています。
フェアレディZは「5〜6」で推移。
これらは他の一般的な車種と同じくらいですので、保険料が比較的安いほうに入ります。
輸入車の保険料は軒並み高い
しかし、輸入車になると話は変わってきます。
フェラーリやボルシェは当然のように車両料率クラスが「9」になります。
また、いまや日本でも大衆車となりつつあるフォルクスワーゲン・ゴルフのスポーツタイプでも「5〜7」と少し保険料は高めです。
すでに乗っている場合は仕方ありませんが、保険料のことまで考えるのであれば、保険料の安い車種を選ぶというのも1つの方法です。
最も安い自動車保険を比較してみる【無料】スポーツカーでも保険料を安くするにはどうすればいい?
ここまで紹介してきた「車両料率クラス」は毎年見直されています。
ですから、去年まで保険料が高かった車が今年は安くなっている、ということが当たり前のように起きます。
とはいえ、やはり事故率が高い車は高いままで推移することがほとんど。
そしてスポーツカーに関しても、やはり一般的な車よりはスピードも出ますし、事故率は高い傾向にあります。
スポーツカーでも安い保険料に抑えたい場合にはどうすればいいのでしょうか?
方法としては以下の2つがあります。
- ・できるだけ走行距離を減らす
- ・保険をくらべて安い保険に見直す
できるだけ走行距離を減らす
「リスク細分型自動車保険」の場合、走行距離が少ない方が保険料は安くなります。
ですから、スポーツカーを乗る機会を少し減らすようにすれば保険料を安くすることも可能です。
スポーツカーをなるべく短い距離だけで使うようにすることで、保険料を節約できます。
自動車保険をあらたに見直してみる
あるいは、いま契約している保険を見直すというのも1つの方法です。
自動車保険は保険会社によって保険料が大きくちがいます。
たとえば、さきほど紹介したマツダのロードスターなどが挙げられます。
A社では年間50,000円かかっていた保険料が、B社に見直したら年間30,000円になったということが起こります。
もちろん、補償内容は変わらずにです。
保険内容やサービスが保険会社によってちがうので、しっかりと比べてから決めないと保険料で損をすることになります。
スポーツカーでも安い自動車保険は必ずある
安い自動車保険を見つけるのであれば、一括見積りを使うなどして、できるだけ複数の保険会社をくらべることをオススメします。
そうすれば、スポーツカーでの安くて満足のいく自動車保険が見つかるはずです。
繰り返しになりますが、同じスポーツカーの車種でも保険会社によって保険料は大きく異なります。
比べないと、年間2万円もの損をすることになりかねません。
まずは気軽に見積もりをとって比較してみましょう。