「家族ができたけど、スポーツカーに乗りたい!」
そう考えてる男性は少なくないと思います。
しかし、現実は2ドア、2シーターなんてもってのほか。
MT車の購入を検討することすら許されない家庭もあるでしょう。
では、コンパクトカーのスポーツグレードならどうでしょうか。
燃費もそれなりに良く、5ドアハッチバックであれば家族全員が乗ることも可能です。
MTがダメなら、パドルシフトで楽しむことだってできます。
今回は悩めるお父さんのために、コンパクトカーのスポーツグレード5選を紹介します。
ヴィッツ GR SPORT
トヨタを代表するコンパクトカー、ヴィッツ。
最近のトヨタはWRC参戦を機に、ヴィッツに本格的なスポーツグレードを展開しています。
過去には台数限定でハイパフォーマンスなスポーツモデルを発売したこともありました。
現在は”RS”に代わって、”GR SPORT”というスポーツグレードがラインナップされています。
ヴィッツ”GR SPORT”の特徴は、ベース車両がヴィッツとは思えないほどの大胆な変更。
攻撃的なエクステリアとスポーティーな内装は、過去にスポーツカーに乗っていた人をワクワクさせるはず。
ボディやエンジンにも手が加えられており、ヴィッツはもはや本格的なスポーツカーとして変貌を遂げていることがわかります。
エンジンの最高出力は109馬力と少し非力な印象を受けますが、車両重量は1,030kgと軽量。
パワーウェイトレシオは9.45kg/psと、コンパクトカーのスポーツグレードとしては十分すぎる数値を誇っています。
価格は2,303,640円〜です。
ノート NISMO
続いて紹介するスポーツグレードは、日産・ノート”NISMO”です。
ノート”NISMO”には、エンジンを利用して発電したエネルギーでモーターを駆動させるEVモデル”e-POWER NISMO”、ノートのスポーツグレードのベースとなる”NISMO”、エンジンに専用チューニングが施された”NISMO S”の3種類のグレードがラインナップしています。
私が最もオススメするグレードは”NISMO S”です。
”NISMO S”に搭載された1.6L直列4気筒エンジンは、140馬力もの最高出力を発生。
車両重量も1,080kgとボディサイズからは想像できない軽さを実現しています。
パワーウェイトレシオは7.71kg/psと非常に優れた数値。
そのスポーツカー具合は中身だけではありません。
ノート”NISMO”は派手なフロントバンパーとカラーリング、スポーティーなサイドステップなど、スポーツカーとしての資質を十分に感じられるグレードとなっています。
価格は2,100,600円〜です。
フィット RS
ホンダからは、フィット”RS”を選出。
まず前提として、フィット”RS”はヴィッツ”GR SPORT”やノート”NISMO”ほど本格的なスポーツグレードではありません。
上記の2台はスポーツカーらしい内外装とチューニングが施されています。
ノーマルグレードと並べてチェックすると、その違いは一目瞭然でしょう。
しかし、フィット”RS”の内外装はノーマルグレードと比べ、これと言って大きな違いはありません。
パッと見た限りで、それがフィット”RS”だということに気づく人は多くないと思います。
また、エンジンや足回りも独自のチューニングが施されているワケではなく、あくまでガソリンモデルの上級グレード”15XL”に6MTを採用しただけ。
もちろん、”RS”専用の装備もありますが、ヴィッツ”GR SPORT”やノート”NISMO”と比べると、それほど本格的なスポーツグレードではない、という印象を受けました。
決してフィット”RS”の評価が低いと言っているワケではありません。
ただ、本格的なスポーツグレードとしてはヴィッツ”GR SPORT”やノート”NISMO”に1歩譲ります。
ベースとなるフィットがコンパクトカーとして非常に優れた車なので、気軽に運転を楽しめるスポーツグレードとしては最適な車だと思います。
スイフトスポーツ
最後に紹介するのはスズキが誇るコンパクトカー、スイフトスポーツです。
この車はもはや、スポーツグレードの域をとっくに通り越し、スポーツカーと呼べるスペックを備えています。
搭載しているエンジンは1.4L直列4気筒ターボエンジンで、最高出力は140馬力。
車両重量は970kgと、1,000kgを下回る数値です。
パワーウェイトレシオは6.93kg/psと優秀で、今回紹介したスポーツグレードの中では最も良い数値となっています。
ノーマルグレードのスイフトの愛嬌を持ち合わせながらも、大きく開口したグリルはまさにスポーツカー。
スイフトから全幅が拡大されたことによる、コーナリング性能や直進安定性の向上など、スポーツカーとしての資質を感じざるを得ない1台です。
コンパクトカーのスポーツグレードでも走りは楽しめる
今回はトヨタからヴィッツ”GR SPORT”、日産からノート”NISMO”、ホンダからフィット”RS”、スズキからスイフトスポーツを選出しました。
実用性のあるコンパクトカーとしても、運転を楽しむスポーツカーとしても、非常に高い魅力を持った車たち。
奥さまがAT限定免許しか持っていないならば、パドルシフトを装備したAT(CVT)モデルを購入すればいいだけの話。
近年のパドルシフトは本当に精度が高く、バリバリ運転を楽しむことができると思います。
これら車の唯一のネックは、ノーマルのグレードと比べ、車両価格が高価になってしまうこと。
ノーマルグレードが予算の範囲内だとしても、スポーツグレードは予算の関係で購入することができない人もいるでしょう。
スポーツタイプのコンパクトカーを安く購入する方法
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