不人気な中古車を高く売るコツを解説します。
車を手放すときに、愛車がいくらで売れるのかは誰でも気になりますよね。
不人気といわれる車は中古車市場でどうしても買取額が低くなる傾向があります。
しかし、不人気車でも高く売る方法を実践することで、予想以上の高値が付くことも多いです。
不人気車を高く売るコツを6つに分けてご紹介します。
【結論】不人気車の買取は業者を比較するのがベスト
まず最初に結論からお伝えすると、不人気車を売るときは買取業者を比較するのがベストです。
じつは車の買取相場は業者によってバラバラなので、ある業者は買取額が低かったけど、別の業者に頼んだら30万円以上も高く売れたなんてことがザラにあります。
不人気車を売る場合、そもそもの買取額が低めになってしまうので、少しでも高く買い取ってくれる業者を見つけて最高額で売るのが最も手っ取り早くて簡単です。
問題は「不人気車をどこが一番高く買い取ってくれるのか?」ということですよね。
これはズバリ、無料の一括査定で査定額を比較するだけで十分です。
なかには、お店を1店舗ずつまわって査定してもらう人もいますが、これは時間がかかるだけ。非効率なのでおすすめしません。
ネットの一括査定を使えば、1回の情報入力で最大10社の査定額をまとめて比較できるので、たとえ不人気車でも限りなく高い金額で売ることができます。
お店に持ち込むとアレコレ理由をつけられて安く買い叩かれる可能性もありますから、まずはネットで査定額の相場を確認しておくと安心です。

不人気車にはこんな特徴がある!
まずはどんな車が不人気なのかを知っておきましょう。
値崩れしやすい不人気車を知っておけば、今後車を買うときの参考にもなるはずです。
さて、不人気には以下のような特徴があります。
- 販売台数が伸びなかった車
- パーツでカスタム(改造)されている
- 走行距離が多い
- ボディーカラーが派手(黄色やオレンジ)
- 燃費が非常に悪い
- セダンなど人気のない形
新車の販売台数が伸びなかった車

日産 デュアリス
新車で売れない車は、中古車市場でもやはり売れない傾向があります。
たとえば以下のような車種は不人気車に分類されます。
- ・日産 デュアリス
- ・スズキ ランディ
- ・トヨタ アベンシス
- ・日産 ラフェスタ
- ・トヨタ アリスト
- ・トヨタ アリオン
これらは一例ですが、新車発売に販売台数が伸びなかった車は不人気車として中古車相場が下がる傾向にあります。
新車で売れなければ、当然中古車になっても買い手がつかない可能性大なので、値下がりは避けられません。
ただし、例外があるので注意が必要です。
その例外とは、新車販売時には売れなかったものの、何らかのキッカケで人気が出るパターンです。
たとえば日産・キューブは以前までそこまでの人気車ではありませんでした。
しかし、フルモデルチェンジによってデザインを大幅に変更したことで売り上げを飛躍的に伸ばしたのです。
新車で不人気だった車は基本的に中古車価格が安くなりますが、例外があることも覚えておきましょう。
正確な買取額は、やはり査定してみないとわかりません。

好き嫌いが分かれるカスタムは敬遠される
改造というと大げさですが、パーツでカスタムしている車は人気がありません。
スポイラーを付けたり、車高を低くしたりといったカスタムは好みが分かれます。
そのため、査定業者としても買い取りづらいのが実情です。【不人気車+不人気なカスタムパーツ】だと、買い手がつかない可能性が高いので、査定額も厳しくなります。
ちなみに特別仕様車の買取額はどうなのでしょうか?
たとえ特別仕様車だとしても、不人気車である以上はそれがプラスに働くことはほとんどありません。
車を高く買い取ってもらうために、派手なパーツは外しておくというのも1つの方法です。

走行距離が多い車は当然不人気
車種の話とは別ですが、走行距離が多い車も不人気車となります。
走行距離は乗った分だけ数字にあらわれるので、ある意味公平ですがやはり高値はつきません。
目安としては1年で1万キロを超えてくると、中古車市場での相場は下がります。たとえば5年落ちなのに10万キロ走っているような車です。
また、日本では10万キロを目安に中古車価格が大きく下がります。ドイツなどは平気で20〜30万キロ走るんですけどね…。
日本では「10万キロ神話」みたいなものがあるので、【走行距離10万キロ=車の寿命】というイメージが根強いんです。車種によっては値段がつかないこともあります。

よほどの希少車や価値がある車であれば別ですが、走行距離は買取額にモロに表れる項目です。
たとえばトヨタ・ランドクルーザーなどは10万キロを超えていても、そこまで値崩れはしません。これは海外でも人気が高いことや、耐久性の高さが要因です。

ボディーカラーが派手な車は不人気
街を車で走っているとわかりますが、やはり車のボディカラーには多数派があります。
黒や白、シルバーはやはり人気があり、買取のときにも高く評価されます。
一方、赤・黄色・オレンジなどの派手な車は買い手がつかないリスクがあり、買取額は下がりやすくなります。
ただし、新車の販売時にモデルカーとして使われた色であれば派手でも高く買い取ってもらえる可能性があります。
ポスターやCMなどで使われるので、認知度が上がり人気が出てくるからです。
派手な色は基本的に不人気ですが、車種によってはむしろ価値があることを覚えておきましょう。

エコカーが主流のいま、燃費が悪い車は不人気
エコカー減税などの影響もあり、自動車はいまハイブリット車など燃費の良い車が人気です。
そのため、たとえ希少性が高い車であっても、以前ほど人気が出ません。
燃費が1リッターあたり10キロを切ってくると、不人気車として分類されてしまいます。
最近は、ハイブリッドカーが幅広い車種で採用されるようになりましたよね。
そのため、ガソリン車・ハイブリッド車の2種類が発売されている車種ではガソリン車のほうが不人気となりやすくなるでしょう。
これからはハイブリッド車や電気自動車が主流になっていくのは間違いありませんが、今後のリセールバリューを考えるならガソリン車を買うのは避けたほうが良さそうです。

ミニバンやコンパクトカーが増え、セダンは減っている

3シリーズセダン
トヨタのクラウン、日産のスカイラインなどセダンには往年の名車が数多く揃っています。
しかし、時代の流れはいまやミニバンやコンパクトカーが人気です。
セダンに乗るのはお年寄りか高級車を好む経営者向けのショーファーカーに限られつつあります(もちろん例外もありますが)。
最近ではアルファードのエグゼクティブ向けも人気が出てきているので、セダンの存在感はますます薄れつつありますね。
セダンはボディサイズが大きいわりに、荷物や乗車人数が少ないのがネックです。私は個人的にセダンが好きなんですが、使い勝手はやっぱりイマイチですよね。
セダンは今後ますます不人気車になっていくことでしょう。


不人気車を高く売却して得する方法
こうしてまとめてみると、不人気車と呼ばれてしまう要因はたくさんあります。
そのため、これらの車を売ろうと考えている人にとっては耳が痛い話かもしれません。
最初に説明したとおり、不人気車を高く売るためには「不人気車を高く買い取ってくれる業者を見つける」という方法しかありません。
当たり前の話ではあるんですが、車をお店に持ち込んで1社だけで決めてしまう人が多いので、じつはこの当たり前ができてないケースが多いんですよね。

たとえ、不人気車であっても、その車が中古車市場すべてで相場が安くなるわけではありません。
それはなぜでしょうか?
車にはたくさんの種類があるように、車買取業者にも種類があります。買取業者には当然、得意・不得意が出てくるものです。
人気がある大衆車を買い取って売るお店もあれば、需要が少ない中古車を買い取って上手く販売するお店もあります。
需要が少ない中古車(不人気車)を買い取って販売するお店は、その車を必要としているお客さんを見つけるのが上手いです。
ですから、不人気車であっても、相場よりも高く買い取ってくれる買取業者は必ず存在します。
それさえ見つけることができれば、不人気車だからといって悩む必要はないのです。
高く買い取ってくれる買取店を見つけるには無料の一括査定がもっとも効率的です。
不人気車でも高く売れる経験を、ぜひあなた自身で体感してみてください。