会社勤めの方は、転勤にともない車が不要になるケースも多いようですが、車を手放す際には少しでも高い売りたいと考えるのが当然です。
そこで、車を高く売るために注意したい9つのポイントについて解説します。
転勤で車を売るにあたり重要となるポイントは、この9つ!
転勤が決まり車を売ることを決断したら、以下の9つのポイントを守れば得をすること間違いなしです。
- 1.社外パーツを付けている場合は、純正パーツに戻す
- 2.査定の前に洗車と車内の清掃をおこなう
- 3.臭いがしみ付いている場合は、消臭する
- 4.ステッカーを貼っている場合は、はがす
- 5.目立つ傷やへこみがあっても直さない
- 6.車検が迫っていても、車検は通さない
- 7.事故歴や修復歴をかくさない
- 8.一日でも早く売却する
- 9.複数の中古車買取店から査定してもらう
次からの項目では、それぞれのポイントについてくわしく解説します。
その1.社外パーツを付けている場合は、純正パーツに戻す
社外パーツを付けて車をカスタマイズしている場合、社外パーツはプラス査定になるどころか、むしろマイナス査定になるケースも少なくありません。
そのため、できる限り純正パーツに戻しておくことが望まれます。
ただ、純正パーツに戻すために工賃がかかる場合はそのままにしておき、純正パーツを一緒に添えて売るようにした方がよいでしょう。
もし、純正パーツをすでに処分してしまい手元にない場合は、再度購入すると赤字になってしてしまうので、そのまま売るようにします。
その2.査定の前に洗車と車内の清掃をおこなう
多くの人は、車を売る前に洗車と車内の清掃をおこなった方が、査定額がアップすると考えるのではないでしょうか?
しかし、厳密にいえば車をきれいな状態にして査定に出しても、査定額にはほとんど影響しません。
とはいうものの、車がきれいなら査定員に「この人は車を大切に乗っている」という好印象を与えることができます。
また、細かい傷やへこみなどのチェックがしやすくなるので、査定員から喜ばれます。
査定員の心証がよくなれば、多少なりとも査定額がアップする可能性があるので、洗車と車内の清掃は決してムダにはならないでしょう。
その3.臭いがしみ付いている場合は、消臭する
タバコやペット、香水などの臭いは嫌う人が多いので、車内にそうした臭いがしみ付いていると、マイナス査定になってしまいます。
車内でタバコを吸う人や、ペットを乗せてドライブする習慣のある人、日常的に香水を付けている人などは、査定の前に消臭剤をスプレーするなどして、少しでも臭いを少なくしておいた方がよいでしょう。
その4.ステッカーを貼っている場合は、はがす
ボディやガラスにステッカーが貼ってあると、車を買ったときから貼ってある燃費・環境性能に関するものは別として、マイナス査定になってしまいます。
したがって、市販のステッカー剥離剤を使ってはがしておきましょう。
その5.目立つ傷やへこみがあっても直さない
もしボディに目立つ傷やへこみがあったら、当然ながら査定額のダウンにつながります。
しかし、自動車整備工場などに持ち込んで傷やへこみを修理すると、数万円もかかるので、査定額のダウン分よりも大きな出費となってしまいます。
そのため、目立つ傷やへこみがある場合も、そのまま査定に出してしまった方がよいのです。
また、それほど目立たない傷やへこみなら、市販の補修材を使ってDIYで直そうと考えるかもしれませんが、それも逆効果になります。
素人が修理しても決してきれいな仕上がりにはならないので、そのままにしておくよりもかえって印象が悪くなってしまうからです。
ただし、研磨剤で完全に消せるようなごく細かい傷なら、自分で直した方がわずかながらも査定がアップする可能性があります。
その6.車検が迫っていても、車検は通さない
車の査定額は、車検が3カ月以上残っているとプラス査定になります。
しかし、逆に車検がわずかしか残っていない場合や車検切れしている場合でも、マイナス査定になることはありません。
したがって、もし乗っている車の車検の時期が近づいている場合でも、高いお金を払って車検を受けたうえで売るよりも、そのまま売ってしまった方がずっとお得なのです。
仮に、すでに車検が切れて自走できなくなっている場合でも、トラックや車両運搬車などで引き取りに来てもらえるので、心配はいりません。
その7.事故歴や修復歴をかくさない
もし、愛車に事故歴や修復歴がある場合は、査定額は大幅にダウンします。
そのため、かくしておいた方がいいと考えるかもしれませんが、プロの目にかかれば事故や修復のあとはすぐに分かってしまいます。
もし、事故歴や修復歴をかくしたまま査定を依頼すると、ばれたときの印象が非常に悪くなり、最初から申告した場合よりも査定額のダウンが大きくなってしまいます。
車の査定に関しては、「正直者がバカをみる」ということわざと逆の現象がおきるので、車の状態は正直に申告するようにしましょう。
その8.一日でも早く売却する
車の買取価格の相場は、よほどの希少車は別として日が経つごとに下がっていきます。
そのため、車を手放すと決めたらグズグズせず、一日で早く売却の手続きをおこなうべきです。
その9.複数の中古車買取店から査定してもらう
車を売る場合、自宅から一番近い中古車買取店に持ち込み、そのまま売買契約を結んでしまうケースが一番多いかもしれません。
しかし、それでは相手に足元を見られてしまい、相場よりも低い査定額で手を打たれてしまうでしょう。
また、「車をどこよりも高く買取る」ことをうたい文句にしている中古車買取店だったとしても、実際に他店よりも高い査定額を付けている保証はどこにもありません。
車を少しでも高く売りたいなら、複数の中古車買取店に査定を依頼し、競合させることが重要なポイントになります。
競合相手がいれば他店に車をうばわれたくないので、査定額を上乗せしてくるに違いありません。
車の一括査定の利用がベスト!
転勤で車を高く売るために、是非とも注意したい9つのポイントを解説してきました。
この9つのポイントを守れば、無策のまま車を売るよりも確実に多くのお金を手にすることができるはずです。
そして、さらに車を高く売るための「必殺技」があります。
それは、車の一括査定を利用することです。
前の項目で、複数の中古車買取店から査定を受けることをおすすめしましたが、どこよりも車を高く買取ってくれる買取店が漏れてしまうかもしれません。
その点、車の一括査定ならば、多くの買取店の中から一番高い査定額を付けてくれるお店が見つかるので、確実に得をします。